野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

悪魔に魂を売り渡した男

昔、「ハルモニア」というTVドラマがあった。その中で、名前は忘れたけどロシアかどっかの女性チェロ奏者が弾く、「パガニーニの主題による変奏曲」がめっちゃええ感じだった。ふと、あれが聴きたくなって、ちょっと調べてみた。とりあえず、あのドラマでチェロを弾いていたのはアニ・アズナヴァーリアンというらしいが、今Googleで調べても、このハルモニアについての情報以外、なーんにも出てこない。
特に彼女の演奏でないとダメ、ということはないので、誰かやってないかなといろいろ調べてみた。まず、ごく基本的なところを知らなかったのだけど、「パガニーニの主題による何とか」にはいくつかあるが、メジャーなのはブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」とラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」の2つらしい。タイトルからすると、件のドラマで使われてたのは、ブラームス版ということになるけど、この曲は基本的にピアノで演奏されるものらしい。ラフマニノフ版は、ピアノとオーケストラによる演奏になってる。しかし基本的はチェロの独奏っていうのは無いみたい。そんなわけで、日曜日は梅田のタワーレコードで色々と物色したり試聴したりしてみたのだけど、結局みつけられなかった。ピアノで弾くのだって決して悪くはないし、オーケストラのバイオリンによる演奏だってなかなかのもんだ。だけど、チェロで弾いたやつが聴きたい。ちなみにこのドラマのサントラはすでに廃盤になっている。Yahoo!ミュージックでダウンロードはできるみたいだけど、Macでは聴けまへん。かといってiTunes Music Storeでの取り扱いはありえない。何と言っても、レコード会社がソニーミュージックだから。
まあ、そのうちほとぼりが冷めたら、ラフマニノフ版でも買ってみようか。こんどはアシュケナージじゃなくてルービンシュタインとか。