野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

偏見

近ごろ世間を騒がせている、中国の「段ボール入り肉まん」、実はあれはヤラセでしたごめんなさい、という今度は別の意味で衝撃的なニュース。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200707190032.html
そりゃまあいくら何でもな、と一旦は思ったものの。
確かにこの報道は捏造だったかもしれない。しかしだからと言って、「中国でこのような肉まんは出回っていない」ということにはならない。やっぱり怪しいと僕は思っている。「火の無いところに煙は立たぬ」などと言うじゃないか。
この番組を作ったテレビ局員は、警察当局に身柄を拘束されているらしい。その対応にちょっとただならぬものを感じるのだ。先頃の「あるある大辞典」の一件でも、さすがに警察までは動いてなかったはずだ。実に様々な食品関係の不祥事で、一部では北京五輪の開催さえ危ぶむ声も出ているくらいだ。そこへ持ってきてこういう報道。仮に事実だったとしても、それがもみ消されるっていうのは十分あり得る話だと思う。何と言っても、天安門でたくさんの学生を戦車で轢き殺した、そしてその事件に関わるコンテンツを検索できなくするようGoogleに圧力をかける、そんな国家なのだから。