やっぱり昆虫が好きですか

第二期R文庫の二冊目、「生きて死ぬ私」を、半分以上読み進めてから気づいた。
「これって、エッセイやないか…」
いや、他意はござんせん。

生きて死ぬ私 (ちくま文庫)

あの茂木健一郎センセイですから、そういう本だとは思ってなかったのであります。「そういう本」て何やねん、と突っ込まれそうだが、まあ、何と言いますか。
すごくエモーショナルですな。あの「生物と無生物のあいだ」を読んだ時と同じような感じ。この人もなかなか詩人だねぇ。
かと思うと、すごく理屈っぽいし。
ちょっととりとめが無いような気もするけど、やっぱりこんな本を書けるヒトってあんまりいないんじゃないのかな、と思う。面白い本だと思うよ、理屈っぽいこと言われてもイヤじゃない人にとってはね。