野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

右も左も

佐藤優の「国家と神とマルクス」、一言でいうと、とても知的刺激に満ちた本だと思う。


なんでも諸々の雑誌等、右は「月刊日本」から左は「情況」(いずれもよく知らん雑誌だが)まで、に掲載されたものを寄せ集めた本らしい。通底するのは、「絶対的なものはある。ただし、ぞれは複数ある」という考えだ。このダイナミックレンジの広さ、知的強靭さはいったい何なのか。
こういう境地に到達できるのなら、拘置所に一年ぐらいぶちこまれるのも悪くない… ってことは無いな、煩悩だらけの凡人な俺様にはやっぱり無理だ。