野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ロンドンだって青空の日はある

ビートルズのオリジナルアルバムがごっそりリマスター版でリリースされ、話題になったのが昨年9月のことだ。ビートルズは嫌いじゃない、いやまあけっこう好きな方かも、だけど2,600円もするのかあ。"Abbey Road" ぐらいなら、Amazonで輸入盤が安くなったら買っても良いかな。などと思いながら半年以上が経過した。
そして先日、阪急高槻市駅の中にあるサウンドファーストで、輸入盤が1,880円で売られているのを発見。1,500円以下なら即買いなのだけど、ちょっと微妙。でも、Amazonでも1900円以上するみたいだし、サウンドファーストにしては結構がんばってるみたいだからまあええか、ということで名盤 "Abbey Road" を購入。

Abbey Road (Dig)

Abbey Road (Dig)


別にこんな、Amazonのレビューだけで100件以上あるようなモンスター名盤について今さらわたくしごときが何事かを語る必要なんぞ全然ないのだけど。
とりあえず、"Oh! Darling" が聴きたかったのよね。それと "Come Together"。この2曲だけでも、結構お値打ち品なアルバムだと思う。あと "Something" も良いな。別にわたくしはコアなビートルズファンじゃないから、やっぱりこの辺のベタなところがやっぱり好きで。皆さん絶賛される最後のほうのメドレーももちろん結構でございますよ。もうアルバムが終わったと思ったら唐突に始まり、二十数秒で突然終わる "Her Majesty" にはちょっとびっくりしたけど。CDをキャプチャするときに何か失敗したかと思ったやないの。これってもともとはメドレーの中の一曲だったのだけど、ポールが気に入らなくてメドレーからはずされたのだとか。なるほどあのブツ切れ感はそのせいか、と納得したが、そんなもんをアルバムに残しとくなよ、とも思ったり。
リアルタイムでアナログ盤から聴いていた人々にとっては、今回のリマスターは画期的なできごとだったのだろう。だけどもともとが音の善し悪しなんてあんまりわからないのに加えて、本当のオリジナルを知らない俺様にとっては、リマスターだからと言っても「ふーん」という感じ。だけど、アルバムとしてはなかなか良いと思う。本当に、今さら「だから何」という感想だけど。