野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

実は迷信深いイタリア人

バチカンエクソシスト」なんて本があって、つい読んでしまった。

バチカン・エクソシスト (文春文庫)

バチカン・エクソシスト (文春文庫)


板を指先でなぞるだけで本が読めるこの世の中に、いまだに「悪魔に取り憑かれた」と教会に行って悪魔祓いの儀式をやってもらったりする人々が後を絶たない、というかむしろ増えているというじゃないか。
日本でも昔から狐憑きなんてものがあったりするが、悪魔が憑くっていうのはキリスト教独特のものだろうな。呪いをかけられたり生霊に取り憑かれるのは世界各地にあるけど。六条御息所の生霊に取り憑かれた葵の上、とかね。
臨死体験で見えるイメージというのは、花畑だったり光のトンネルだったり川だったり、といくつか共通のパターンはあるものの、文化によって異なるらしい。何かに取り憑かれるのも、悪魔とかサタンとか言って、あのしっぽが生えて耳が尖ったのを思い浮かべると、ちょっとなぁ、と思うけど。まあ、表現方法の違い、かな。