野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

乱視はいろいろと面倒

起きたら11時だった。あーびっくりした。
先週の土曜日に、大阪駅前第3ビルの地下を歩いていたら突然右目のコンタクトレンズがはずれてしまった。こういうときありがちなのは顔のどこかとか服に付いていたり、靴のつま先に乗っていたり、というようなことなのだが残念ながらそうではなく、地面に落下してしまったらしい。そうなるとあれだけ通行量の多い通り道であるから、もう回収はほぼ不可能と断念した。というわけなので、新しいコンタクトレンズを買いに午後から梅田へ出かけた。
コンタクトレンズというものは、こういった紛失であるとか破損というようなリスクが常につきまとう。それを勘案すると、これを機にいわゆるところの使い捨てコンタクトレンズにかえてみる、というのも一興ではないかと考えた。
しかしながらわたくしは強度の乱視を持っており、これがコンタクトレンズの選択肢を大幅に狭める原因となっている。心配したとおり、「乱視の程度が強い場合」に推奨される種類の使い捨てコンタクトレンズは、通常のものと比較してかなり割高となっていることがわかった。したがって今回も、従来通りの酸素透過性ハードレンズ、を購入することにした。
しかしながら、使い捨てコンタクトレンズというものはそもそもこの俺様にはあまり向いていないということも、少し考えてみればわかる話だ。たとえば2週間で交換するタイプのレンズのパッケージ、これは3枚入りなので2週間×3で6週間、約1.5ヶ月で1セットを片目あたり費消する計算になる。すなわち、1.5ヶ月に1回は新しいパッケージを購入する必要がある。一応まとめ買いもできるが、例えば3ヶ月分ということになると、わたくしは幸いにして両目が健在であるからして2(両目分)×2パッケージ、すなわち4パッケージを同時に購入することになる。しかるに前述のごとく強度の乱視の矯正に向いた割高なレンズのパッケージ価格はおおよそ4千円〜5千円といったところであり、すなわち一回あたりの購入費用は1万5千〜2万円というところかと思われる。3ヶ月で2万円。それはあまりに割高すぎないか。百歩譲ってこのコストが正当化されたとしても、3ヶ月に1回、きちんとコンタクト屋まで出向き、検診を受けてレンズを購入するだろうか、この俺様が。それはどうも考えにくい。「いい加減新しいコンタクトを買いに行かないと…」とぐずぐず思い悩みながら古いレンズを装着し続け、眼病を引き起こしてブログのネタにでもしてしまうのが関の山だろう。では半年とか一年ぐらい保つように一括購入量を増やす?ただでさえ割高なのにキャッシュアウトの負担を増やしてどうする。
というわけでこの使い捨てコンタクトというやつは、俺様には向いてないのだ。
それにしても随分と待たされたぜ。1時間半。