先日の出張で、飛行機の中で聴こうと思って落語のCDを二枚ほど買ったわけですよ。まずは米朝師匠の「らくだ」と「京の茶漬」。
- アーティスト: 桂米朝
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 1990/06/27
- メディア: CD
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まあ言っちゃ悪いが「京の茶漬」はオマケだ。このCDはとにかく「らくだ」。
そもそも「らくだ」って、主役(?)が最初からいきなり死んでるなんて、考えてみたらけったいな話だわな。このネタの聴き所はやっぱり、気の弱そうな屑屋が、熊五郎に強要されて酒を飲むうちに人が変わり、逆に熊五郎に絡みだす… というあたりかと思う。枝雀師匠の「替り目」の酔っ払いぶりも秀逸だが、この屑屋のタチの悪さもなかなかのもんだ。そして米朝師匠って、こういう熊五郎みたいな役を、本当にガラの悪い感じでやるんだよなあ。いやー名人芸でございますな。