ミュンヘン空港にて、セキュリティチェックも済ませて後は搭乗を待つばかりという状態での話。
朝から何も食べていなかったので、何か軽いものでも、とその辺をうろうろし、どういうわけかアイスクリームを買おうとレジに並んでいざ支払いをしようとしたときに、搭乗券が無いことに気づいた。
いや、搭乗券が無いはずは無いのだ。チェックインのときに発券したのだから。
なにか食べ物を買おうとその辺をうろうろしているときに落としてしまったのだろう。
どうするんだ、あと数分で搭乗開始なのに。
パニックになりかけたが、まあここで慌ててもしかたがない、ということでとりあえず搭乗ゲートのカウンターへ行ってみた。
するといきなり、「Mr. Kobayashi?」と訊かれるではないですか。
誰か親切なヒトが拾って、カウンターに届けていてくれたのだなあ。いやあどなたか存知ませんがありがとうございます。
しかしながら問題は、ミュンヘンからフランクフルトまでのチケットしか届いてないということだ。「これだけだった？フランクフルトから大阪までのチケットもあったはずなんだけど」と訊くけど、それは無かったねえ、という返事。うーそれはちょっと困るぜよ、というと、大丈夫もういちど印刷するから、と割とあっさりと発券し直してくれた。
ふむ、カウンターのおばちゃんには爆笑されたが、意外となんとかなるものだな。これがパスポートを紛失した、とかいうようなことだと、また何かと面倒なことになるんだろうけど。
ま、そんな感じでちょっとトラブったものの、帰りのフライトは極めて順調で、無事に午前8時に関空に到着したのでございました。
しかしやっぱり朝帰りはキツいですな。帰ったら11時ぐらいで、風呂はいって昼メシ食べて、ちょっと仮眠するつもりが気づいたらもう夕方5時過ぎてるってのはどういうことだ。
そんなことをしてるうちに帰国日は一日つぶれてしまったわけだ。やれやれ。
