野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

結局は尾籠な話だが

また健康診断の季節がやってきた。胃のレントゲン撮影があるので、前日午後9時以降は絶食である。水も飲んではイカンと。といっても大抵は11時ぐらいまで飲み食いしてるけど。なに、2時間や3時間ぐらい大丈夫だって。
いつも忘れがちで問題になるのが検便であるが、今回はちゃんと数日前から2回分、ばっちり確保してオフィスの机の引き出しに入れておいたから大丈夫。大丈夫だけどいろいろ考えてみるとそれはちょっとどうかな、というのはありますな。恐怖は想像力の代償だ。
さて朝から水も飲めないし、当然朝食も摂れないというのはちょっとばかし辛いのだが、もうひとつ過酷なのが、あの胃部レントゲン撮影だ。まず、下着姿(靴下あり)という情けない姿で、発泡剤とバリウムを飲まされて口の周りを白くしながら、こちらからは見えない別室からのレントゲン技師の指示に従って台の上でのたうち回るというのが、どうもこう、人間としての尊厳を傷つけられるという感じがするのだ。これだけ科学技術が発達した世の中で、いまだにあのような野蛮な方法を使わなければ胃の検査というのはできないものなのか。胃のレントゲン撮影という技法が確立されたのがいったいいつのことなのかは知らないが、少なくとも40年ぐらいは経っているだろう。その間に(被験者側で)改善されたことと言えばバリウムの味ぐらいではないのか。
ま、どれだけ被験者の快適性が向上したところで、検査装置の購入者のベネフィットにはつながらないわけだから、当然といえば当然だけど。
それにしても今回の下剤はよく効きました。