野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

エロスとタナトスのアンビバレンス

先日mama!milkのライブに行った際、ついでにアルバムも一枚買っといた。
今回は"Parade"。

Parade

Parade


同時にリリースされた"Quietude"はいつものアコーディオンとコントラバスの二人編成により、ミニマルでアンビエントっぽい雰囲気だった。こちらはさらにピアノ、フルート、クラリネット、ホルンまで入ったアンサンブル作品で、ホールで録音されたのだとか。いろんなパートを加えてもなお、mama!milkの独特のテイストは残っている、というよりむしろ強調されるような気がするのが不思議なところ。
どこまでもレイドバックな音響なのに、どこか「世界の終わり」みたいなものを予感させ、かすかな不安を覚えながら、なお彼らの音を求めてやまない。不思議な魅力ですな。