先週の金曜日、仕事帰りになんばのタワーレコードに寄ったら、グレン・グールドのCD各種が法外な安値で売られているのを発見してしまった。もちろん、おなじみ790円グールドも破格の安値と言って良いと思うが、これはさらに一段上を行く。
例えば、ゴルトベルク変奏曲。1955年版、1981年版いずれも790円だったのが、なんとこの2枚をセットで890円。そして平均律クラヴィーア曲集に至っては、790円シリーズで第1巻、第2巻ともコンプリートしようと思えば全部で6枚、4,740円もかかる計算だが(それでも普通の国内盤の半額ぐらいだけど)、これを1,190円と。
いやはや。
そんなわけでつい取り乱してしまい、平均律クラヴィーアを買うか、鍵盤パルティータをコンプリートするか、と悩んだ末に結局買ったのはカラヤン。なんじゃそら、と思われる向きもあろうが、いやなに、こういう時こそ落ち着いて、いったん頭を冷やすべきなのだ。
平均律クラヴィーアはまあ良いとして、鍵盤パルティータ。よく考えてみたら、1番と2番、そして5番と6番はすでに持っているんだった。ということはあれだ、いくら1,190円のパルティータ全集が安いからと言っても、この際やはり790円シリーズで3番と4番の入ったオリジナルアルバムを買ってコンプリートした方が良い、ということになる。小学生でもわかる算数だ。
はい、というわけで鍵盤パルティータの3番と4番、トッカータのオマケ付きです。
- アーティスト: Glenn Gould
- 出版社/メーカー: Sony Bmg Europe
- 発売日: 2007/09/04
- メディア: CD
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ふと気づいてみると、バッハのピアノ曲って、ほぼグールドしか聴いたことないなぁ。すごい刷り込みだと思う。でもやっぱりバッハはよろしいな。グールドが凄いのかバッハが素晴らしいのかはよくわからない。まあどっちでも良いですけど。きっと両方でしょうな。