坂本教授がARTS&SCIENCEというセレクトショップのために作ったというプレイリストがある。
これはSpotifyのプレイリストであるため、Premiumユーザーではないわたくしは、シャッフル再生でしか聴くことができない。なので、Apple Musicで手動で同じものを作って時々聴いている。
そのプレイリストの中に何曲か含まれているのが、ヴィキングル・オラフソンというピアニストの演奏する曲だ。プレイリストの内容はアンビエント系が多いのだが、三分の一ぐらいはクラシックの曲だったりもする。その中でオラフソンの演奏する曲は3曲。これが何だか妙に良いので、Apple Musicでヴィキングル・オラフソンのアルバムをあれこれ聴いている。
特にバッハとドビュッシーが良い。そして先日、ゴルトベルク変奏曲のアルバムがリリースされたので聴いてみた。
ただこれは、演奏のスピードによるものではなく(グールドの1981年と1955年の違いは純粋に演奏スピードの違いだろうが)、各曲の構成によるところが大きそうだ。シフの演奏を聴いた時に、あれ、そこまたリピートするのかよ、と何度か思ってしまったのだが、あれは本来そのようにリピートすべきところを、グールドが勝手に端折ってしまっていたのに慣れていたからだ。まあグールドって無茶するよな。