野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

飲み放題の罠

いつも帰省したときに飲みに行っている高校の同級生T君が、4月から東京で単身赴任している。そんなわけでこの盆休みは飲めなかった。金曜日にたまたま東京出張が入ったので、その日は大阪に帰らず、T君と一杯やることにした。
新大久保が職場ということで、新宿で待ち合わせたのだが、別に彼も新宿に詳しいわけではないそうだ。なんてこった。というわけで、歌舞伎町の、どうでもええ感まる出しの居酒屋へ入った。そこで、いかにも業務用の冷凍食品をレンジで温めましたという感じのさつま揚げと玉子焼きと焼鳥10種盛りとイカの一夜干しをつまみながら飲んでおったんですな。飲み放題1,700円のところを1,200円で!ということで、生ビールを2杯ほど飲んで、さて次は何を飲もう?ハイボールでも飲むか、と思ったのだが飲み放題メニューにあるのはトリスハイボールだ。うーんこりゃ悪酔いしそうだな、と他を探すと「レモンハイボール」というのがある。やや疑問を感じつつも注文したのだが、これがどうも大変なシロモノで、おそらくトリスハイボールにポッカレモンをしこたまぶち込んだのだろう、という味。これはキツいわ… とボヤきつつ何とか飲んで(飲み放題は「グラス交換制」なので、飲んでしまわないと先に行けない)、次にシークワーサーサワーを注文した。今度は香料ばりばりの、激甘い液体が運ばれてきた。もうあかん、これはたまらん、と持て余しているうちに、飲み物ラストオーダーです、ときた。「グラス交換制」という悪魔のようなシステムにおいても、ラストオーダーの時だけは特例で、その前に注文した飲み物がほとんど手付かずの状態で残っていても、次の注文をすることができる。これ幸いと、結局トリスハイボールを注文した。ややこしいことを言わず、最初からトリスハイボールを飲んでおけばよかったのだ。やれやれ。
やっぱり東京ってのは怖いところですよ。