三国志ってのはまあ、実に人気が高い。
日本では、小説で読むなら吉川英治版がスタンダードだろう。残念ながらわたくしは読んだことがないけれども。おそらくそれ以上に、横山光輝のマンガが非常に有名で、そこから入る人が一番多いんではないだろうか。さらに最近(といっても20世紀末のことだが)では、「三国無双」なんてゲームもあって、そこからマンガを経由して、吉川版の小説へ行くというケースもあるようだ。さくら剛という人は、まさにこのパターンに沿ってコアな三国志ファンになってしまった。そして、普段ほとんど引きこもりに近い生活をしているにもかかわらず、中国に三国志関連の遺跡を訪ねる旅に出てしまう。
- 作者: さくら剛
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/07/03
- メディア: 文庫
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ところで、何度も言うけど、三国志を読むなら「泣き虫弱虫諸葛孔明」が最高峰だと個人的には思っている(他には北方謙三版ぐらいしか読んだことないけど)。「その参」を心待ちにしているところだ(何年間も)。