野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

海兵隊上がりのくせに文句言うんじゃない

朝起きたらもう昼前なんてなぁ、参ったぜ実際。
なんだかダルくて、走りに行く気力も出ず、とにかく一日ダラダラと。近所の酒屋に酒を買いに行ったぐらい。ま、たまには良いでしょ。
 
そんな日の夜は、テレビの映画を珍しくリアルタイムで観た。「エージェント:ライアン」だ。
ジャック・ライアンといえばハリソン・フォードだろ、と思ってしまうが実際にはライアンシリーズでハリソン君がライアン役をやっているのは「今そこにある危機」と「パトリオット・ゲーム」だけで、「レッド・オクトーバー」はアレック・ボールドウィンだし、「トータル・フィアーズ」はベン・アフレックだ。ハリソン君のイメージが強すぎるせいか、どちらもいまいちぱっとしない。いや、どっちもけっこう好きだけどね。
さて、この「エージェント・ライアン」、ライアン役はクリス・パインで、誰それ?と思いながら観ていたのだが、どうも時代考証がおかしくないですか、と思い始めた。ジャックがキャシーと結婚する前なんだから、まだ携帯電話は無いだろと思ったりするのだが、どうもこれはクランシーの特定の作品を原作にしているわけではなく、勝手に作った話らしい。原作者が亡くなったからって無茶するよなまったく。
タフな仕事をさせられそうになったときに「俺は分析官だ」(だからこんなのはオレの仕事じゃない!)とジャックが言うのは、確かどのシリーズでもあるシーンだったと思うが、今回もこのお決まりのセリフを吐いたら、ケビン・コスナー扮するCIAのボス、ハーパーに「もう分析官じゃない、エージェントだ」と引導を渡されてしまったりなんかして。
いやまあ、なんだかんだ言ってけっこう面白かったな、と思ったのだけど、うちの妻に言わせれば、「あらためて撮るほどの映画でも無いよね」とばっさり。んまぁ辛口ですこと。
確かにけっこう微妙だけどね…