野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

メガネを着替えるってのはこういうことさ

この俺様も寄る年波には勝てず、最近どうも小さい字がかすんで読みづらい。特にiPhoneの画面。眼から60cmぐらい放す、あるいは裸眼の場合至近距離まで持ってくると読める。いわゆるところの老眼である。個人差はあるものの、だいたい40歳を過ぎれば誰でも出てくる症状である。重度の近視であるからだろうが、今まで発症しなかったことをありがたいと思わねばなるまい。

というわけで、老眼鏡を買うことにした。いや老眼鏡というのはケタクソ悪いので、リーディンググラスと呼ぼう。ついでに近眼用のメガネも新調することにした。今のメガネはかれこれ十数年ほど使っているわけだが、先日どうもレンズの油汚れがとれないなあと思ってよく見たら、汚れが取れないのではなく、コーティングが剥がれているのだった。フレームもところどこメッキ(?)がはげているし、何より度数が合ってなくて、遠くがよく見えない。
でまあちょい高級な感じのところから激安店まであれこれ見て、結局ALOOKで買った。最近のメガネって安いのな。今まで使ってたメガネは確かなんだかんだで(ほら圧縮レンズにするとかコーティングするとか)4万円以上になったと思うのだが、今回は2本買っても値段は半分ほどだ。
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ちなみに、店のおにーちゃん、決して「老眼鏡」という言い方はしない。「手元用」と呼ぶのだ。なるほどねぇ、と思った。
さてメガネを新しくすると、よく見えるようになった(当たり前だけど)。しかしながらその分、手元がます見えにくくなった。いやだから「手元用」を買ったんでしょ、とおっしゃる向きもあろうが、あれはコンタクト装着時の手元に合わせてあるのだ。だから、裸眼での手元は、ちーとも見えない。困ったものだ。じゃどうするのかというと、裸眼の手元用、というのを別途用意することになる。もっというと、本当に手元で字を読む用とPCでの作業用は別、だ。そんなアホな、と思ったが、店のにーちゃん曰く、歳をとるといろんな種類のメガネが必要になるんです、と。なんだか妙に納得してしまったことだった。