野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ジョーのあしたを考える

昨年の暮れから読み始めた「あしたのジョー」。

実に10ヶ月を費やし、ついに最終の20巻を読み終わった。
あしたのジョー(20)

あしたのジョー(20)

 
クライマックスはもちろん、世界チャンピオンのホセ・メンドーサとの決戦。懐かしのノーガード戦法やトリプルクロスカウンターなども出てきて総集編的なところもありながら、フルラウンドのまさに死闘を繰り広げた最後は、ホセの判定勝ち。そして、あまりに有名な、リングサイドで満足な笑みを浮かべながら燃え尽きるジョー。
そこまでが壮絶であったがために、なんだかあっけないというか拍子抜けな感じを受けたのだが、けっこう「感動した!」っていう人は多うございますね。あれって結局ジョーは生きてるのか死んでんのかどっちだ?というのも諸説あるようだが、まあ「生きてる」説の方が優勢かな。でも生きてても廃人同様だし、ボクサーとしては死んでるよなあ。これからどうするんだ。乾物屋が務まるとは思えないし。葉子お嬢様あなた責任とって白木財閥でちゃんと面倒みてあげなさいよ。解説者でもやらせるとか、クイズ番組の回答者でボケ役専門のタレントとかさ。本書かせても良いし。いや別に文章なんて書けなくても良いから。そんなの何かお題を決めて、適当にしゃべらせればゴーストライターがちゃんとまとめてくれるし。あとはジョーのネームバリューで、派手に宣伝打てば、それなりに売れるって。
って、まったくあに言ってんだか。