録画していた『100分de名著』の『野生の思考』第4回を観終わった。
太陽の力が弱くなり、生者の世界に死者の霊が入り込んでくる冬は、贈り物の季節である。なんて話をしていた第3回あたりはけっこう面白いな、と思ったけど、今回はもう、そんなの『野生の思考』には書いてへんのとちゃうん?というモヤモヤ感の方が強く、はっきり言ってイマイチかな。だいたいさ、番組中に何度か本の一節を朗読するんだけども、この回は『月の裏側』ばっかりで『野生の思考』なんて一度も出てきてないと思うんだけどもどうなのよ。前3回で『野生の思考』については終わったとでも?バカこくでねえ。あんなのでは俺様には理解できない。いくら俺様が頭悪いからって、そんなええ加減なことをしたらアカン。受信料払わんぞ。しかも、『月の裏側』を朗読してるのに、画面の下の方には"Tristes Tropiques"とか表示されてて、それって『悲しき熱帯』ちゃうんかいな。
『月の裏側』を取り上げるんなら、 まあそれはそれでも良いのだけど、その演出がまた最近よく見かける「日本スゴイ」系の番組になっているようにも感じられて、これまた気持ち悪い。
まあアレだ、
以前に読んだ時にはなんだかよくわからなかった『野生の思考』も、そろそろ読み返してみても良いころなんだろう。いずれ近いうちに。