平常時の起床時間は5:30。iPhoneのアラームをセットしている。今朝は明け方にふと、半覚醒状態ながら「昨夜ちゃんとアラームセットしたっけ?」と気になった。でiPhoneの時計を見たら、5:29だった。なんとまあ。ちなみにアラームはちゃんとセットされていた。目覚ましが鳴る前に目がさめるなんて、20代のころには想像もつかなかったことだ。まあアレだ、サー・ミック・ジャガーだって20代のころには「40過ぎても『サティスファクション』を歌ってるくらいなら死んだ方がマシだ」なんて言ってた、っていうんだから、そんなこともあるわな。“Don’t trust over thirty”って言ってたのはボブ・ディランだったか。いったいどうするつもりなんだ。って、別にどうもしないだろうけど。そんなもんいちいち気にしてられへんわな。というかますますこの言葉が説得力を持ってくる、ってわけだな。
ボブ・ディランといえば“Kockin’ on heaven’s door”の歌詞の最初が
Mama take this badge off of me
I can’t use it anymore
で、「オレのお袋がバッジを取り上げちまったから、もう使うことができねえ」
ぐらいの意味かなと思っていたのだが、そうすると、主語がMamaなのにそれを受ける動詞がtakesではなくてtakeなのはなぜなんだぜ、という疑問が湧いてくる。いやまあ歌詞の文法なんてのはたいてエエ加減なもんで、ほら例えばIt don’t mean a thingとかShe don’t lieとか平気で歌ってるじゃないか。ボブディランだったらそれぐらいの逸脱は普通にアリだろう、何と言ってもノーベル文学賞なんだし。なんて勝手に納得していたのだが、ごく最近になって、実はこのMamaの後にコンマがあるのだ、ということを知った。つまりMamaは呼びかけであり、その後の文は命令形なのであると。そうすると、「母さん、このバッジを取ってくれ。これはもう使えないわけで」ぐらいの意味になる。何てこった。すっかり騙された、さすがはノーベル文学賞。