野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

チェービー大暴れ

仕事は昼前に恙無く終わった。そのままタクシーにて何処かへ拉し去られ、現地人にわたくしを含む5名にて早めの昼食を摂ることになった。今頃になって気づいたんか、てなもんだが、何気に中国も食事の量が多いな。
でも美味いよねやっぱり。少なくともわたくしの好みである。が、やはり正体不明の食材が多い。これなんかもたぶん、詳しく知らない方が幸せなんだろうと思う。

ぱっと見、芙蓉蟹かな?というやつにも、何だかよくわからない具が入っていたし。

この揚げたパンみたいなやつが、なかなかイケるのですよ。諸々の得体の知れない料理たちのソースをつけて食べると美味い。お腹ぱんぱんになるけども。

午後からはフリーなので、ホテルに戻って、やっつけなければならない仕事を片付けていたのだけど、台風21号の被害により関西国際空港の滑走路が水没している、てな情報が入ってきた。何ですと?さらにいろいろ聞くところによると、滑走路の水没もさる事ながら、連絡橋が壊れたりその他諸々、もはや壊滅状態であるらしいということがわかってきた。復旧のめどは立たず、少なくとも一週間以上は操業不能、てことはつまり、明日の関空行きフライトは間違いなく欠航ではないですか。いやこれはマズイことになった、とJTBに電話するが話し中でつながらない。何度かトライしているうちに、「この電話番号は使われておりません」てなことを言い始めた。なんでやねん。eチケットの控えに書いてあった番号で、さっきまで話し中になってたやんけ、と思いつつ、eチケットが送られてきたメールに別の番号が書かれていたのに気づいたのでそちらに電話したらつながった。と思ったら、もう営業時間外です明日またかけてねごめんちゃい、というアナウンス。明日では遅いのだよ。
実は他にも成都に出張しているメンバー(中国人)がおり、彼は中国国際航空のコールセンターに電話してフライト変更できた、と連絡くれたので、わたくしもトライしてみた。最初に音声の自動応答で言語を選べるのだが、日本語については営業終了。仕方がないので英語を選んだが、混み合っているせいかなかなかつながらない。かれこれ1時間近く待ってもずっと待ち状態で、ほとんど諦めて前述の彼に泣きを入れた。パスポートのコピーと予約番号を教えてくれたら、こっちでトライしてみますよ、と言ってくれたので、お願いした。しばらくしたら、重慶経由で成田行きフライトの最後の一席が取れたとのこと。うわー助かった、東京で一泊する必要はあるが、日本に帰れないよりはマシだ。迂闊にも着替えを2泊分しか持ってきてなかったので、バスルームでパンツと靴下を洗って干しておいた。
さてフライト変更できたのは良いが、天津発は2時間ほど早まり7:55に。となると6時には空港に着きたいので、5:30にホテルを出るという感じか。そんな時間にタクシーを捕まえられるとは思えないので、ホテルのフロントでタクシーの予約を依頼しようとするのだが、このホテル、ちーとも英語が通じやしねえ。残念ながらわたくしも中国語はちーとも話せないので、まったく話が通じない。メモ用紙に

酒店出発 5:30
空港到着 6:00
出発 7:55

などと書いて、フロントのおねいさんにOK?と聞けば、OKと言ってるけども、どうもOKな感じがしない。空港とか出発って中国語じゃないもんな… と思いつつしばらく押し問答(問答になってないけど)を続けていると、おねいさんスマホを取り出して翻訳ソフトを起動し、日本語の音声入力を使えるようにしてくれた。そこで「明日空港に6時に行きたいので、タクシーを予約してくれますか?5時半に。」などと入れて、やっと理解してもらえ(だいたいわかってたみたいだけど)、タクシーは確保できた。
この時点で20時を回っている。さすがに腹が減ってきた。昨夜も昼も大飯を食らったので、本当は一食抜いても良いぐらいなのかもしれんが、さすがにそれでは明日の朝までもたんだろう。近所に飲食店も食料品店も無いので、ホテルのレストランで晩飯を食べることにした。ここではメニューがiPadで選べるようになっており、それはありがたいのだけども、結局はウェイトレスのおねいさんと会話をする必要がある。もちろん英語は通じない。で今回はGoogle翻訳に大活躍してもらい、無事に青島ビールと押し豆腐の前菜と担々麺を注文できた。

担々麺は見た目イマイチだったけど、意外と美味かったな。これでしめて38元。だいたい700円ぐらいか。品数少なめとはいえ、ホテルのレストランでこれなら、だいぶ安いよな。
本当は担々麺だけでよかったのだけど、前菜も食べてお腹いっぱい。
明日はちゃんとタクシーが来てくれると良いなあ、というかフライトちゃんと変更できてると良いなあ(空港に行ってチェックインするまで安心できない)。