久しぶりに東京に出張だ。どれくらい久しぶりかというと2ヶ月ぶり。つまり4月は一度も東京行ってなかったのだな。久しぶりに行ったんだからもうちょっとゆっくりして行けば良いのに、てなもんかもしれんが、用事が終わったらそそくさと帰る。崎陽軒のポケットシウマイをつまみながら。さすがにポケットシウマイだけでは夕食として心許ないので、JR千里丘駅で下車後、一蔵に立ち寄る。とりあえず朝日のソーダ割を飲みつつ、何にするか考える。で、若波の純米吟醸FY2。
FY2というのは、福岡夢酵母2号、なのだそうだ。へえ。わりと酸味系でわたくしの好み、だが、その酸味がちょっと変わっていて、白ワインっぽい。ほう。これは牛すじトマト煮込みに合わせて選んでもらったものだ。なかなかイケる。じゃもうちょっと行ってみようか、てんで今度は菊鷹の山廃本醸造生、を燗にしてもらう。
うむ、これはしゃーわせだ。店主は、もうちょっと温度高めの方がすっきりするかな、などと言いつつまだゴソゴソやっている。で、しばらくすると、その「もう少し温度高め」(上燗ぐらいかな?)のやつも出てきた。おお、確かにこっちの方がシャープだな。単体で飲むならこっちの方が美味い。しかしこのアテでダラダラ飲むならやはりこっちのややぬるめの方が、などとやっていると不思議なことに無くなってしまったので、さらに皐ロ万を追加投入。純米大吟醸だそうだ。これは冷酒にて。すっきり美味い。まことに上品だ。が、菊鷹の燗を飲んだ後だと、少しばかり頼りない感じもしないではない。
てな感じでええ塩梅になって帰宅。いやあ結構でございました。