『白い巨塔』ってたしかわたくしが小学生ぐらいの頃にドラマになっていて、その後も何度かドラマ化されてけっこう有名なのだけど、実はどのドラマも観たことがなければ、原作を読んだこともない。やっぱりこういうのは読んどくべきかな、と思ってついに原作に手を出してみたわけですよ。
- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/11/04
- メディア: Kindle版
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定年で退官する東教授の後の、第一外科の教授の座を狙う財前助教授は優秀な外科医なのだけども、財前に対して何かと含むところのある東は、本来なら財前がそのまま教授になるのが順当なととろ、他所から教授を引っ張ってきて後継者としようとする。てな話を読んでると、つい先日までWOWOWでやってた中国歴史ドラマ『虎嘯龍吟』を連想する。宮廷内で力をつけていく司馬懿を排除しようとする曹叡、みたいな。
第1巻では教授の選考委員会の1回目で終わったけど、どうなるんでしょうね財前くん。そりゃたぶんきっちりと教授になるんだろうけど、あの状況からどうやって選考委員会を丸め込むんだ、てなあたりが気になるところ。その辺はまあ、これからじっくりと。