野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

夏休みの自由研究

いわゆるところのスパイスカレーって美味いよな、と思う。とある人が、スパイスカレーってわりと簡単に作れますよ、と言っていたので、ちょっと自分でも作ってみようかな、といろいろ調べてみた。
「スパイスカレー」で検索して出てきたページに書いてあったレシピを見て、なるほどこの「基本のチキンカレー」なら何とかなりそうだ、という気がした。で、先週エキスポシティのイズミヤへ行った時にスパイスを買い揃えておき、本日ついに決行することにしたのだ。
件のページには調理の手順が非常に詳しく書かれているので、少しばかり長い。なのでページの下の方に書かれているまとめを見ながら作ったわけだが。
なんだか邪悪なビジュアルのものができあがったぞ。

でも皿に盛ったらそれなりに見える。

うん、まあ一応は食えるものが出来上がった。しかし、「これぞスパイスカレー」という感じではないのだよな…
敗因がいくつかあることはわかっている。

  • 最初に玉ねぎを炒めるのに使う油の量が少なすぎた。台所に残っていた油が少なかったので、全部使っても足りなかったのだ(実は他にストックがあったのだが気づかなかった)。
  • 玉ねぎを炒める際に塩を少量入れるのを忘れていた。
  • 玉ねぎを炒めながら差し水をしなければならないのだが忘れていた。
  • 玉ねぎを炒め、さらにショウガとニンニクを炒めたあとにスパイスを投入するのに手間取った。

こうして書きだしてみたら、なんだかもうさっぱりワヤという感じだな。ちなみに塩と差し水については、レシピの本文には書かれているのだが、まとめの部分では省略されているのだ。何てこった。とにかく上記の最初の3点により、玉ねぎがけっこう焦げ付いてしまい、苦味が出てしまったというのが大きい。また全体に油が不足していたため玉ねぎが焦げただけでなくスパイスもあまり炒められず十分に香りも立たなかったものと思われる。最後のポイントは、味にはあまり関係ないかもしれないが精神的なダメージが大きかった。他の食材は下ごしらえを十分にしてあり、調理に支障をきたすということはなかったのだが、スパイスについてだけ準備を失念していたのだ(なんでスパイスカレーを作るのにスパイスの段取りを忘れるかな)。そのためスパイス投入の段になって、実は買い揃えたばかりの4種類のスパイスの瓶を包んでいるラッピングを取り外し、さらに内蓋を外して、封をしているアルミホイル様のものを剥がさなければならない(これがまた剥がしにくいのだ)、ということに気付き、それですっかり気が動転してしまったわけだ。
ちなみに、鶏もも肉から取った皮で作った鶏皮ポン酢は絶品であった。
ああ、美味いスパイスカレーが食べたい。あらためてレシピを読み込み、捲土重来を期すのである。意気込みすぎてスパイスの煙を巻き上げたらクシャミが出そうだけどな。