『ターミネーター ニュー・フェイト』を観に行った。
何だかもう、ずっと力入りっぱなしで、終わった頃には肩が凝ってしまった。いや、面白かったんだけども。
『ターミネーター2』の時にあんだけ大騒ぎして助けたジョンって、あの後で旧型T-800にあっさり殺られるのかよ、というのにはちょっと呆れた。が、ダニエラとグレイスが新型ターミネーターREV-9に追い詰められて危機一髪、てところで颯爽と登場するサラ・コナーはもう、「いよっ、待ってました!」て感じよね。
そこでサラは"I'll be back"って、あんたが言うんかい!と思ったら後のシーンでカールおじさんは"I won't be back"って、戻らへんのかい!
それにしてもリンダ・ハミルトン。もうほとんど『ターミネーター』シリーズのイメージしかないわけだが、素でおばあちゃんになっていて、その辺がまた味わい深い。最初に送り込まれたT-800に命を狙われてから、もう30年経つわけでね。
スカイネットは破壊されたはずなのに、今度は「リージョン」とかいうAIが似たようなことをやっている。
複雑系におけるアトラクターのように、人類の未来は無数のオプションごとに異なる経路を辿りながらも結局は、発達したテクノロジーにより自滅するという一点に収斂してしまう、ということじゃないのかそれ。
救いのない話だ。そう、邦題は『ニュー・フェイト』になっているが原題は"Dark Fate"だ。逃れられない宿命、暗黒の未来、てとこか。