いよいよ『TAXi5』いや、邦題は『TAXi ダイヤモンド・ミッション』か。
- 発売日: 2019/06/05
- メディア: Blu-ray
エディはUberの運転手だがかなりのスカタンで、シルヴァンは刑事としてはわりと出来が良さそうだが、スピード狂で素行も悪い。
つまり、それまでのダニエルとエミリアンの役柄を入れ替えたような格好になっている。
じゃそうなると、このシリーズに欠かせないキャラクター、あのマルセイユ警察署長はもういないのか、と落胆しかけたら、なんとマルセイユ市長になっているではないですか。もちろん本作でも大活躍だ。
ちなみにマルセイユ警察のアランだけは残留しているのだが、エミリアンとダニエルのことを、数々の難事件を解決した敏腕刑事と凄腕ドライバーのコンビ、みたいに語っていて笑わせる。
だからこそ、その伝説のタクシーを入手しなければ、という話になるわけだけども。
マルセイユ警察の面々が今までよりはるかにクセが強いというかクソろくでもない連中になっているのもさることながら、次々と繰り出されるギャグがもう、下劣というか低俗というか、小学生が喜びそうなウンコちんちん的なネタばかりというのに呆れる。
ここまでやられると、いっそ潔い。
それにしても最初の方のシーンに出てきた、例のプジョーのタクシーで砂漠を爆走する爺さんがエディの叔父、という設定のようだが、あれはダニエルじゃないよな。たしか「ハミッド叔父さん」って言ってたし、あれはアルジェリアという設定だけどダニエルはマイアミのはずだし。
いやそもそも、ダニエルに兄弟なんかいたか?ひょっとしてリリーの兄弟なのか?
とかいろいろ考えてしまうが、バカ映画についてそんな事を詮索するのは野暮ってもんだな。