野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

どら焼きがなければ鮒寿司を

今日と明日の2日、休暇を取った。勤続30年のリフレッシュ休暇だ。
昨年発生したものをずっと引き伸ばしていたのだが、今月末が期限ということで、このタイミングで取ることにした。本来ならば最長で10日(前後の土日を合わせれば丸2週間なる)取れるところだが、そんなに長期で休んでも海外旅行などできない(できなくはないが航空運賃が法外に高い)し、そもそもそんなに休んでいられないので、2日にしたのだ。これで土日と7/18の「海の日」を合わせて5連休となる。まずまず、といったところだろう。
しかし5連休でも、これといった予定はほとんどない。ひとつだけあったのは、佐川美術館で開催中のピカソ展だ。
佐川美術館は結構混むので、平日に行くのがよろしかろう、と考えたのだ。今はWebで事前予約が必要になっているので、そこまでひどいことにならないのだろうけど、それでも平日の方がゆっくりできるはず。
車のナビに案内させたら、高速を京都東で降り、そのあと湖西道路と琵琶湖大橋を渡るルートを通ることになった。これ本当に近いのか?まあでも高速料金は少し安いかな…
現地には予約していた11時を少し回ったぐらいに到着した。

前回来たのは9年前の平山郁夫展。けっこう昔だ。
平日でも、それなりに人は入っていた。やっぱり土日にしなくてよかったのだと思う。
今回の展示はイスラエル博物館所蔵のコレクションだそうで。

いろんな時代の作品がまんべんなくあったように思う。
短い線を雑に描き殴っただけのように見えるのに、全体として不思議にリアリティのある画になっているのに驚かされるし、それぞれの線の力強さに、妙に惹かれ、見入ってしまう。
「バッカナリア」がちょっとマティス風のテイストで特に好みだったのと、後に「ゲルニカ」に発展する「フランコの夢と嘘」の、画のサイズにそぐわない迫力が印象的だった。

常設の平山郁夫展も観て、などしていたら1時間半以上が経っており、さすがに腹が減ってきた。ということで昼飯だ。
なんとなく蕎麦かな、ということで適当に近所を検索して見つけた、しなの庵へ行ってみた。
天ざるを食べたかったがメニューに無いので、エビ天おろしそばにした。

後でメニューを吟味して気づいたのだが、「なごみそば」の「天ぷら付」にすればよかったのだ。
おろしそばも美味かったけどね。それにたぶん、天ぷらの量は結構多いので、なごみそば天ぷら付だとお腹苦しくなったことだろう。

ついでにラ コリーナ近江八幡へ行ってみた。

なるほど、どこを取ってもインスタ映えの素敵スポットですな。ディスるつもりはないのだが、こういうのはちょっと、あざとさが鼻についてわたくしはあまり落ち着けない。こんなのイチャモンでしかないのは百も承知だが。
などといいつつ、カフェで「焼き立てカステラセット」を食べる。

結構デカいので、食べ切れないのではないかと心配していたが、あっさり完食してしまった。
カステラというよりスポンジケーキかな。なかなか美味い。コーヒーはイマイチだけど。
バウムクーヘンのショップに行列ができており驚愕した。買って帰ろうかなと思っていたのだが、並んでまでは要らんなあ。じゃどら焼きでも、とみるとこちらはすでに売り切れ。何てこったい。という感じで撤収。

せっかく近江八幡まで来たのだから、ということで、近くの遠久邑(おくむら)本店で鮒寿司も買った。ホールだと3000円とか4000円して結構高い。ちょっと日和って少量の切り落としを選んだ。これは明日の夜にでも。