近所のイオンシネマ茨木で『ブレットトレイン』を観てきた。
原作の『マリアビートル』を読んだのはもうずいぶん前で、細かい内容までは覚えてないのだけど、絶対にこんな話ではなかったはずだ。
もともとリアリティのある話ではないけども、さすがにこれは「んなことあるかい!」と突っ込みたくなるシーンが連発だ。
原作は東北新幹線だったのが東海道新幹線(しかし「のぞみ」でも「ひかり」でも「こだま」でもなく「ゆかり」)になっているとか、だったらそんなタイミングで富士山は見えへんやろ、とか、なんで車内販売のミネラルウォーターがFIJIやねんそんなん日本で売ってるの見たことないぞ(レドモンドのQFCには売ってた)とかそういうのはもうどうでも良い話で、とにかく無茶苦茶。というかわざとやってるなあれ。チープでキッチュなサイバーパンク風に仕上げたアクションバカ映画。
最後に、これまた原作には登場しなかったはずのホワイト・デス(誰それ?)とキムラの父の直接対決(真田広之が日本刀を振り回す)、とか、なぜか新幹線が脱線して大爆発とか強引にハリウッド映画的フォーマットに押し込むあたりもまたバカっぽい。
いやー面白かった。