野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

サンプリングサウンドってやつですよ

先日の「世界を変えたレコード展」の余波で、なんかこう80年代モノというかZTT系が聴きたくなり、Amazon.comのDigital Music Storeであれこれ行ってしまった。で、そのうちのひとつが、アート・オブ・ノイズの"(Who's afraid of) The Art of Noise"だ。

当時さんざん聴き倒して、CDの時代になってからも、何度となく購入しようと思いながら毎回先送りしていた一枚。これ、ほんと衝撃的だったのよね。懐かしい、てのもあるけど、それを差し引いても間違いなく名盤だと思う。いやーカッコええですな。1999年の"The Seduction of Claude Debussy"(邦題は『ドビュッシーの誘惑』)は、「再結成」だったのかー。

それにしてもZTTレコードってまだあるのな。また何かオモロいことやらんかな。

みんな死んじまっただ

先週鹿児島に出張した折に、赤兎馬を飲んだ。いやー美味いよね赤兎馬
さて、『泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部』文庫版、やっと出た。何年待ったことか。マクラ(?)は赤兎馬の蔵元のサンゴクシシャン疑惑だ。ちなみに赤兎馬は焼酎だが、臥龍梅という日本酒がある。これまたなかなか結構なのだが、なぜか「がりゅうばい」と読むようだ。臥龍鳳雛臥龍は「がりょう」やねんからそれは「がりょうばい」と読むんちゃうか、とこの酒を注文する度にもやもやする。

泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部 (文春文庫)
 

まあとにかく、臥龍こと諸葛亮孔明と並び称される名軍師・鳳雛すなわち龐統、字は士元が大活躍するのがこの第四部だ。
赤壁の戦いの後、トンビが油揚げをさらうように荊州を掠め取り、そのまま居座ってしまった劉備一味が、さらに益州を騙し取る。一方では曹丕がついに皇帝を名乗り始め、それじゃあ、てんで劉備孫権も「オレ皇帝な」なんて言い出したもんだから皇帝だらけ、これがほんとの三国時代てなわけだ。
劉璋が暗愚なのにつけ込んで益州を獲りにいく、という事実はどうしたって変わるわけではないのに、肝心なところで劉備が妙にええカッコするものだから話は必要以上にややこしくなって龐統は随分と苦労させられ、劉備軍団のリソースは浪費させられる。ほんと難儀なオッサン。そんな中で劉璋を降伏させ無血開城に持ち込んだ決め手は簡雍のエロトークであった、なんてそんなアホなと思うが、一方で意外とそんなもんだったのかもしれん、という気にさせられる。そのあたりがまたこのシリーズの面白いところ。
荊州を借りパチしながら益州も獲るという厚かましさで孫権を怒らせ、そうこうするうちにこのところちょっと図に乗っていた関羽は戦死する。諸葛亮に乗せられて皇帝を僭称する劉備はそれに激怒して孫権絶対ブッ殺す!と無茶な東征を決行するが、張飛は鼻息荒すぎて周囲がついて行けなくなり寝首を掻かれる。そして孫権憎しの思いだけでロクな軍略もなしに兵を動かす劉備は、数で劣る呉の陸遜の軍に殲滅させられる。そして命からがら逃げ込んだ白帝城にしばらく引きこもるが、そのまま生きる気力をなくして死亡。一方で曹操も病死。たぶん脳梗塞じゃないかな。
というわけで第四部はまた、三国志の人気キャラがほぼいなくなってしまうというお話でもある。だから「孔明、大いに泣く」なのだ。
次の第五部でいよいよ完結編。劉備が無茶な東征をしたせいで有能な人物があらかた戦死してしまい、作者曰く「カスしか残っていない」蜀の丞相となった諸葛亮孔明、この話にどうやって落とし前をつけるのだ。

 

紛らわしい名前つけんなや

日曜日に車を車検に出した。朝出して夕方バッチリ。クリーニングは大洋舎のホワイト急便で。代車は前回同様にN-BOXだが、機械式駐車場の中段に入れるのにギリギリの車高だった。こんなに余裕なかったかな?と思って調べてみたら、あれは前回ではなくて前々回、4年前の話で、しかもN-BOXではなくてN-ONEじゃないか。そりゃギリギリなわけだ。それじゃ前回は何だったんだろうと思うが、記憶にないし記録も残ってない。まあ昨今よくある話ですね。
それにしても今回の車検で3回目、2010年の夏にエコカー補助金目当てに駆け込みで買ったのだからもう7年にもなるのだな。だからって営業担当のFさん、車検で入庫しようって時に「シビックが復活しました。もし気が変わったらどうぞ」ってカタログ渡すなんて何考えてるんだあんた。しかも、納車は早くて年末ですけど、って。

シビックってアメリカではアコードの次ぐらいによく見かけるホンダ車だったけど、日本では廃止されたモデルだったのね。それがこのたび復活すると。しかし生産はUKでそれを輸入するんだとか。なんでそんなことすんねん。日本で作れ日本で。
インサイトは目立った問題もなく快調であります。まあほとんど乗ってないし。まだあと1回ぐらいは車検通せると思いますよ。

WHOってあんな武闘派なんか

広告で見たユニクロのステテコが何だか良さげだったので、買ってみたらこれが期待以上に快適で、もう一本ぐらい買っといても良いんじゃないかと思っている。ちなみに北斎漫画の柄のやつ。540円でえらい安いなと思ったけど、あれ半額セールだったのな。今度は伊藤若冲柄も良いかもな。

 

テレビのHDDに保存している映画が、残り容量不足のために古いやつから順にどんどん消えていっている。とっとと観て容量を空けねば、ということで土曜日に『インフェルノ』を観た。

これ原作読んだとばかり思ってたけど、実はまだ読んでなかった。

今回もラングドン教授、ボロボロですな。あれこれややこしげな事に巻き込まれて。それにしてもウイルスがヴェネツィアに隠されている、って言うから行ったのに、着いてすぐに「ごめん違ったイスタンブールだわ」ってあんたしっかりせなアカンで、ムダなロケ費用がかかるがな。ってまあ原作がそうなってるんだろうから仕方ないけども。

とりあえず、面白い映画でしたな。原作も読んどこう。

世界は変わっているのです

グランフロントで開催中の「世界を変えたレコード展」が明日までだということに気づき、慌てていってきた。

いやもうこういうのはね、時間がいくらあっても足りないから。

LPレコードというのは、アート作品として最適なサイズだと思いますなあ。

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そこかしこで、アナログレコードが聴けるようになっている。しかしそこでブルース・スプリングスティーンシャーデーを並べますか。

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マイルスの"Sketches of Spain"もあったのだけど、それを聴いていた小さな子どもが母親に、「この音怖い」と言っていたのが印象的だった。母親は「なんでよ、別に怖いことないやん」と言っていたが、いやいや君の感性の方が正しいとおっちゃんは思うよ。

個人的にはやはり、「MTVの時代」がいちばん懐かしいですなあ。

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レコードジャケットを語る時に、やはり"The Velvet Underground And Nico"と"Sticky Fingers"は外せません。

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"In The Court Of Crimson King"と"Bitches Brew"、さらに"Exile On Main Street"なんぞ並べたら暑苦しくて仕方ないだろうが。

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ちなみにマイルスのアルバムジャケットはいろいろあったけど、1960年代後半以降であったのはこの"Bitches Brew"ぐらい。この時期のマイルスのアルバムジャケットのデザインって、なんかどうもちょっとアクが強すぎるのよな。

カッコいいアートワークをたくさんデザインしているヒプノシス、"Houses of the Holy"とか"Wish You Were Here"とか『昨晩お会いしましょう』あたりをやってるのは知ってたけど、レインボーの"Difficult To Cure"もやってたってのはちょっと意外。

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ジャケットだけでなくウォークマンも展示されていたり。

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レコード、カセット、CD、音楽配信の販売数推移なんてデータも展示されており、そのデータによればCD販売数は1990年代半ばをピークに急激に落ちている。

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タワレコ各店の売り場面積が年々じわじわと縮小していっていることを思えば、さもありなん、というところだ。

ところでこのチャート、音楽配信が開始後数年でピークアウトしてしまっているように見える。ちょっと違和感があったので、元ネタであるという日本レコード協会の統計データを調べてみた。これはアレだ、数量ベースでのデータになっているので、実は「サブスクリプション」(おそらくSptifyとかApple Musicのこと)というやつが含まれていないのだ。そりゃ単純に数量でカウントできないもんな。なのであらためて「サブスクリプション」を含めた金額ベースで「音楽配信」の売上推移をプロットすると、こうなる。

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2014年ぐらいから少し上向き。そもそもこの、音楽配信って何だ、と思って調べると、いわゆる着うたとか着うたフルとかそういうものがかなり含まれているのだな。というわけでこれらを分類すると、こうなる。

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iTunes Music Store、およびSpotifyの日本でのサービス開始は、それぞれ2005年、2016年。なるほど。

って俺様は何でこんなことをちまちま調べてるんだろう?

桜島は曇りで見えまへんどした

鹿児島での仕事もなんとか無事に終了し、15時ごろには解放された。しかし大阪へ戻るフライトは18:45。格安チケットなので早い時間のフライトに変更することもできない。しばらく鹿児島に来ることもないだろうから(また来なければならないってのは相当トラブっているということだ)、軽く観光でもすれば良いのかもしれんが、暑くてとてもそんな気になれない。仕方がないのでさっさと空港へ行き、ラウンジでビールを引っ掛けながら仕事することにした。まあメールもずいぶんたまっていたことだし。

ところでわたくし、飛行機に乗る時にはいつも、eチケットの控えを印刷して持ち歩いているのだが、今回は出がけに少しバタバタしてしまい、印刷できなかった。というか、忘れていた。しゃあないな、まあ予約完了メールのリンクから確かQRコードをダウンロードできるよな、と思ってやってみたら、これiOSのWalletアプリにチケット登録できるのな。アメリカ系のUAとかデルタができるのは知ってたけど、ANAも対応していたとは。

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これ、搭乗ゲートが変更になったりしても自動的にアップデートしてくれたりして、なかなか便利なのよ。ただし、保安検査場ではチケットをスキャンする前にiPhoneをトレイに入れてしまわないようにチューイして!

まあそんなこんなで帰宅したのは21時前だった。さすがにちょいと疲れたぜ。まあ今夜はゆっくりと、一杯やってくれたまえ。

テキーラ好きなら焼酎もいっとけ

自然派ワインもまことに結構だけども、やっぱり鹿児島なんだから焼酎ですわな。アメリカから呼んだエンジニアも連れて、駅前を適当に歩きながら焼き鳥のイケてそうな居酒屋を探してみた。で、さびれた商店街に鳥門米門うまいもん。(「とりもんまいもん」と読むらしい)などというふざけた名前の店があったので入ってみた。まあ焼き鳥はこんなもんかなー、という感じ。悪くはないけど。とりあえずチキン南蛮とさつま揚げは美味かったから良しとして。何と言っても焼酎が充実しているのが良い。30〜40種類ぐらいはあるんじゃなかろか。赤兎馬赤霧島伊佐美。結構でございますな。アメリカ人はハイボール飲んでたけど、焼酎もトライしてみろ、と赤兎馬と島美人も飲ませた。気に入ってもらえたようで何より。つくねまでたどり着けなかったのがちょいと残念だけど、焼酎いずれも美味しゅうございました。