いますぐ、って言われてもなあ

「いますぐ書け、の文章法」なーんてまた、偉そうに俺様に指図するんじゃねーよまったく、あにいってんだか。どこのどいつだコラ。
と思ったらなんと、堀井憲一郎さんじゃないですか！

いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)

だったら話は別だ。しかしあんまり堀井さんの書きそうにない本だな。でも堀井さんって一応（失礼？）ライターだもんな。
この本は、プロとして文章を書く場合の心構え、みたいなものが書かれている。いや別にオレ、プロとちゃうし。と言ってしまえばそれまでだが、別に誰にギャラを貰っているわけでもないこのブログのようなテクストであっても、どうせ書くなら面白く読んでもらいたい。少しでもそう思うのならこうやって書けよ。そんなディシプリンの詰まった本なんである。
「文章はサービスである」つまり、本気で読者の立場に立って書けということ。あーすみません。ごめんなさい。このブログを読んでくれている奇特な読者のみなさんに、この本を読みながら何度あやまったことか。そして、他にも色々と、うーむ、御意でございますとどれだけ深くうなづいたことか。どの辺が、っていうのは面倒くさいからいちいち書かないけどね（こら）。ひとつだけあげるならば、「文章は肉体の作業である。頭脳で制御しきれない」っていうやつかな。これ、わかるのよねなんとなく。なにもブログの文章だけでなく、仕事でも、書いてて調子に乗ってくるってあるもんね。だから、「書く前に考えていたことしか書けない文章は失敗である」。うーむそうですか。いや、そうですよねきっと。はい、精進いたします師匠。