野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

八海山と船中八策と春鹿をいただきました

先週に引き続き海外からの来客があり、またわたくしが金曜日の晩メシ担当となった。

いや、実際には主担当は他にいるんで、一緒について行って飲み食いするだけの簡単なお仕事なんですけど。
今回はドイツ人とフランス人それぞれ1名。ホスト側はわたくしを含む日本人2名、総勢4名の少数精鋭だ。もともとは堺東でと思っていたのだが、最終日ってことで難波まで出ることにした。
ドイツ人が「堺の包丁がほしい」というので、とりあえず道具屋筋へ連れて行った。夕方の6時半を回っているので残念ながらほとんどの店が閉まっていたが、閉まりかけの店に押し入って、なんとか希望のブツを購入できたようだ。くれぐれも、機内持ち込みじゃないスーツケースの方に入れるのを忘れないように。
道具屋筋で、食品サンプルを見て驚愕したり、タコ焼き用の鉄板を見て、何に使うんだこれ?と不思議がったり。タコ焼きについて説明するのだがいまいちピンとこない様子。道具屋筋をでて法善寺横方面へ向かう途中、NGKの前を通るので「これは日本でも有数の伝統あるコメディシアターである」などと説明したら、一所懸命に写真撮っていた。
NGKの横にタコ焼き屋があるので、これがタコ焼きである、と紹介し、この際であるからちょいと食べてみるか、ということになった。8個入りを購入し4人で2個づつ食べる。無造作に口に入れたあと、死ぬほど熱い中身が出てくるのに仰天していた。かくいうわたくし自身がはふはふ言いながら苦しんでいたわけだが。
法善寺横丁を抜けて、「牧水」という店へ行った。なかなか味のある店ではないですか。料理もイケるし、日本酒、焼酎も充実している。豚の角煮を、フランス人は喜んで食べたがドイツ人は「オイラは遠慮しとくだ」と。なぜだ。バヴァリア料理にもっとも近いだろこれ。シュヴァイネハクセ食うくせにこれはダメなのか?ようわからんやっちゃ。
てなことはあったが、おおむね喜んでもらえたようだ。日本酒もお気に召したようだし。
食事の後は、ちょいとベタだけど道頓堀あたりでかに道楽その他のディスプレイを撮影していたのだが、あの界隈のあまりの中国人の多さに「ここは本当に日本なのか?」と驚いていた。うん、どうだろうちょっと自信ないな。
彼らは南海本線堺駅のホテルに泊まっているのだが、さすがにそこまで送っていくのもジャマくさいので、南海のなんば駅ではーいお疲れさーん、5番線の急行に乗ってねー、と改札のところで別れたのだが、見てたら明らかに違うホームに向かってた。大丈夫かおい。
まあ、もうオトナなんだし、日本人は親切な人が多いからなんとかなるでしょ。