野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

入梅

朝から雨だが、東京へ出張なんである。別に雨だって、新幹線に乗ってしまえばどってことないし、用事があるのも浜松町と有楽町で、いずれも目的地は駅から雨に濡れずに行けるところにある。けれども一応、傘は持って行く。

夕方まで浜松町の営業所で打ち合わせをして、有楽町で行われるセミナーへ向かう途中、営業所に傘を忘れてきたことに気づいた。ああまたやらかしてしまった。でもまあいつもの事なので、さほどショックは受けない。紛失したり置き忘れたりしても良いように、傘は常に安モンのビニール傘を買うようにしている。ウィンストン・チャーチルは、「高級な傘を長く使い続ける事ができるのが本物の紳士であり、白いシャツを着てカレーうどんを食べても何の故障もないのが大人の男というものである」と言った。けだし名言である。
 
いやすんません嘘です。チャーチルはそんなこと言ってません。いま思いつきました。カレーうどんの件はかねてからわたくしの持論であったが、これに傘の件についても加えようと思う。
こんなことをいくら俺様が言いたてたところで誰も感心しないだろうから、ウィンストン・チャーチルとかバートランド・ラッセルとか、いかにも、な誰かが言ったことにすれば説得力が出ると思うのだ。しかしいくらなんでもカレーうどんは無いよなぁ。スパゲティ・アマトリチャーナにして、ムッソリーニが言ったことにするか。でもアマトリチャーナではちょっと汁気が少ないかなあ。担々麺で毛沢東とか。でもそれだと前半の傘の部分がしっくりこない…
 
ホラを吹くのもなかなか難しいもんなんでございます。