どっちかというと「チーニー」って読むんじゃないの？

本日はリモートワークでほぼ終日在宅であったので、時間に余裕がある。
早めに夕食を済ませて、撮り溜めていた『バイス』を観た。

バイス (字幕版)

先日『フォード vs フェラーリ』を観たばかりなので、主演のクリスチャン・ベールの特殊メイク、というか肉体改造に驚かされる。ゲイリー・オールドマンのウィンストン・チャーチルもびっくりだなこれは。
それにしてもすごいなディック・チェイニー。
ニクソン政権時からホワイトハウスにいたのか。メンターであるラムズフェルドに負けず劣らずのクソ野郎ぶりにはなかなか痺れる。
そしてサム・ロックウェルによるジョージ・H・ブッシュ。公開当時から話題だったが、見た目がそっくりなだけでなく、ジョージ・H・W・ブッシュの「残念な息子」と言われるそのアホぼんぶりを実に上手く演じていて感心しきり。
それにしてもこのネオコン連中がやりたい放題してた子ブッシュ政権の内幕ってのはこんな感じだったのか。
いやまあ、これはフィクションであって、チェイニーをかなりの悪者に描いているとは言え… やっぱりけっこうなクソ野郎なんじゃないの？実際のところ。
これってもう20年近くも前の話だけども、なんだかすごく今の日本っぽいな、と思う。寺島隆吉さんが「今日のアメリカは明日の日本だ」なんて言ってたのを思い出す。
面白い映画だけど、ちょっと気分が滅入るよなあ。