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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

人類はみな兄弟とか言ってたし

誰しも生物学上の母親と父親がおり、その父母にもやはりそれぞれ母親と父親がおり、以下同文。と考えると、その数は40代ほど遡っただけで1兆を超えてしまう。んなアホな、とは思うが、この理屈のどのあたりがどういう風におかしいのかをうまく説明できず、どうもすっきりしない。
てなことはまあどうでも良いのだけど、自分はいったいどのような家系に生まれ育ったのか、先祖は何者なのか、てなことを気にする人は多い。まあこのわたくしだってまったく興味がない訳ではない。
そのあたりをひとつじっくり調べてみましょう、と髙橋秀実さんが自身のルーツを探すべく、あちこちを訪ね回った顛末について書かれたのが『ご先祖様はどちら様』という本だ。

ご先祖様はどちら様 (新潮文庫)

ご先祖様はどちら様 (新潮文庫)

まあこの人はアレだな、以前に『趣味は何ですか?』というのを読んだときにも思ったのだけど、え、あなたそこに引っかかりますか、てなところでずいぶん掘り下げていくのな。哲学者かよ、と思うが、一方でその思索にはどうもとりとめがない。そのあたり内容が好みというか上手いことツボにはまれば、ずいぶん楽しめるんじゃないかと思うけど、うーん、今回はちょっと。裏表紙の紹介文には「じわり感動のノンフィクション」なんて書いてあるけど…
とりあえず、家系なんてものはかなりエエ加減というか言うたもん勝ちというか、とにかくみんな好きなように作ってるもんなのだ、ということがよくわかった。