誰しも生物学上の母親と父親がおり、その父母にもやはりそれぞれ母親と父親がおり、以下同文。と考えると、その数は40代ほど遡っただけで1兆を超えてしまう。んなアホな、とは思うが、この理屈のどのあたりがどういう風におかしいのかをうまく説明できず、どうもすっきりしない。
てなことはまあどうでも良いのだけど、自分はいったいどのような家系に生まれ育ったのか、先祖は何者なのか、てなことを気にする人は多い。まあこのわたくしだってまったく興味がない訳ではない。
そのあたりをひとつじっくり調べてみましょう、と髙橋秀実さんが自身のルーツを探すべく、あちこちを訪ね回った顛末について書かれたのが『ご先祖様はどちら様』という本だ。
- 作者: 高橋秀実
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/08/28
- メディア: 文庫
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とりあえず、家系なんてものはかなりエエ加減というか言うたもん勝ちというか、とにかくみんな好きなように作ってるもんなのだ、ということがよくわかった。