野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

目覚ましサウンドは「早起き」で

関東地方は大雪で大混乱ですな。って、10cmほどの積雪を「大雪」なんて言うと、雪国方面のみなさんからは「お前は何を言っているんだ」とお叱りを受けそうだけども。いや実際のところ、山陰で育ったわたくしも、関西地方ではほんの数cmほどの積雪でいとも簡単に交通機関が麻痺してしまうのを目の当たりにして、それは驚いたものだった。まあそこはそれ、慣れの問題ってやつですわね。普段からちゃんと雪に備えとけや、てのは一見正論のようであるけれども、その「雪に対する備え」のコストは、もし雪が降らなければ無駄になるわけで、ならば滅多に降らない雪に対して備えるというのも、あまり賢いとは言えませんわな。要はリスクとコストのバランスですよ。
さてこれだけ寒くなってくると、朝布団から出るのが辛い。
てなことをみなさんおっしゃいますが、実はわたくしそうでもない。いやもちろん出来るもんなら暖かい布団の中で朝寝ができれば、そりゃしゃーわせなんだけども、そうも言ってられない。んじゃまあしゃあない起きるか。てなぐらいの感じで起きることができる。さすがに若い頃はそうでもなくて、もう寒い暑い関係なしにとにかく朝起きるのが苦手、だったのだけど、歳をとるに従って、いつのまにか普通に起床できるようになってきたんですな。おっさんになるのも悪い事ばかりじゃない。
で朝起きる時は、ここ数年ほどiPhoneのアラームを使っていた。これについて特に不満があったわけではないのだけど、時計アプリをよく見ると、「ベッドタイム」というメニューがある。何じゃこれは、と思いつつ適当に設定してみた。これだと、毎晩寝る前にアラームをセットしなくても、勝手に月曜日から金曜日まで(もちろん曜日は自由に指定できる)決まった時間にアラームを鳴らしてくれる。地味に便利だ。で何が良いって、アラーム音が犬の吠え声とか教会の鐘みたいなワイルドなやつではなく、もっとこうなんというか、上品でサワヤカな感じになっているのだ。これで気分良く目覚められる。そしてベッドタイムという名前の通り、起床時刻と希望の睡眠時間を設定すると、就寝時刻を計算して(計算、てほど大層な話じゃないけど)その時刻になるとリマインドしてくれる。親切だ。親切かもしれないが、ちょっと鬱陶しい。例えばわたくしの場合、5時半起床で睡眠時間を6時間に設定している。そうすると11時半に「6時間睡眠が必要ならそろそろ寝なさーい」などと言ってくるわけだ。親切だな。けど俺様に指図するな。
そして驚いたことには、このアプリわたくしの睡眠時間の実績を記録している。お前なんでそんなこと知ってるんだ!?と一瞬取り乱しかけたが、まあ要するにユーザー入力がなくなったあたりを就寝時刻に、アラームが止められた時刻を起床時刻に、というぐらいのことをやっているのだろうな。小賢しいやつだ。
さて、アプリが催促してくるので、わたくしはそろそろ寝ますよ。