野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

はじめての楽兵衛

妻がフルートの発表会だ、ってんでちょいと聴きに行ったんですよ。今回はモーツァルト。他にもディヴェルティメントをアンサンブルでやっている人たちもいて、今回の演奏を聴いてあらためて思ったのだけど、やっぱりアレだ、モーツァルトってどうも好きになれんな。
わたくしはフルートなんぞ一口たりとも吹いちゃいないが、なぜか打ち上げには参加してたりする。「えーと、何を吹かれてましたっけ?」なんて訊かれて、いやぁ実はかくかくしかじか、なんて答えるのもまた風情がありますわな。
茶屋町の居酒屋で「打ち上げ」。ビールとハイボールをそれなりに呑んでとりあえず解散。ああでもちょっとワインなんか飲みたいんです、てことで例によって兎我野町あたりの某店へ。
わたくしどもが店に入ったときは「達郎タイム」をやっていた。先客の要望であるらしい。もちろん店主の趣味でもあるのだが。先客が帰った後、何かリクエストありますかと問われたのでスティーリー・ダンを所望した。
そうなるとやはり"The Nightfly"は外せないわけで。

いやあたまりまへんわなぁ。

ビールとハイボールしか飲まへんかったし

東京にはてっちりの店が無い、と聞いたのだけど、本当だろうか?
さすがにそんなことないわな。ただ、フグ鍋のことを「てっちり」とは(あるいはフグ刺しのことを「てっさ」と)呼ばない、というようなことはあるかもしれない。
そのあたりの事実関係はよくわからないし、わざわざ調べてみる気もないが、とにかく本日は職場の歓送迎会でフグを貪った。堺東の某店だ。
なんかさ、フグって高いよね。いやまあそりゃ美味いんだけども、あれくらい出しても、何が何でも食べたい!て感じではないのよ個人的には。あんまりこんなことを言うと各方面からシバき倒されそうなのでちょっと遠慮してるんだけども。
フグは白子が一番好き。でも今回は白子が出てこなかった。あかんやん。

グダグダにして最強

11月になったということは、2か月が一枚になったタイプのカレンダーであれば、もう最後のページだ。なんて言われて、うわーと思ったのだけど、そんな回りくどい言い方をしなくても単純に残り2か月ですわな。
そんなことでいちいち驚いたり焦ったりしても仕方ない、ぼちぼちいこか。
ところで、時々「フューチャリング」とか言う人がいるけど、正しくは「フィーチャリング(featuring)」ですからね。「タックスヘヴン」じゃなくて「タックスヘイヴン」だし「ブリザードフラワー」ではなく「プリザーヴドフラワー」だ。だいたいハードディスクの区画のことは「パーティション」って言ってるくせに、なんであの仕切り板のことを「パーテーション」なんて呼ぶのかね君ぃ。まあその辺はおいとくにしても、そもそも「フューチャリング」って言いにくいだろうがよ。
てなことを言うのはもう、野暮ってもんですわね。というぐらいにユルい感じの『ぼちぼちいこか '08 フューチャリングくいだおれ太郎』。

ぼちぼちいこか'08 フューチャリングくいだおれ太郎

ぼちぼちいこか'08 フューチャリングくいだおれ太郎

いや、どの辺がどう「フューチャリングくいだおれ太郎」なのかさっぱりわからんが(そりゃまあジャケット写真には写ってるけどさ)、そんなツッコミなんぞ全く意味をなさない、この確固たるスタイル。天下無双ですな。
オリジナルの『ぼちぼちいこか』から6曲を選んで、ぐだぐだのアコースティックブルーズに仕上げた逸品。たまりませんわ。

いやほんとどうすりゃいいのさ

うっわーもう10月も終わりかよ、と思いながら、届いてから長らく放置していた市役所からの郵便を開封した。いや、中身はわかっているのだ。「市・府民税申告書在中」と封筒に書かれている。むしろ中身がわかっているからこそ、今まで手をつけなかったのだとも言える。昨年、約1年間にわたって住民票を抜いていたから、だと思う。課税の根拠となる、昨年の収入を申告せよ、と言っている。
まあとにかくその封筒を開けてみると、表に書いてある通りに市・府民税の申告書が入っている。それは良い。別に剃刀が入ってたわけじゃないんだから。問題は、その書類の提出期限が10月31日、つまり今日だったということだ。
どうするよオイ。昨年分の源泉徴収票はまだ出てない、と思う。待っていればそのうち出てくるのだろうか?よくわからない。まあ毎月メールで送られてくる給与明細のPDFを集めれば、なんとかなるような気がする。しかし問題は、円建てで支払われた給与の分だけ、ということだ。ドル建てで支払われた給与の明細なんて、今まで一度も見たことがないぞ。どうすれば良いのだ。仮に入手できたとして、「平成28年の収入」をどう書けばよいのだ。円だけでよいのか。ドルも書くのか。合計額なのか併記なのか。合計額だとすると、円とドルのどちらに合わせるのだ。いやたぶん円に合わせるんだろうけど、じゃあレートはどの数字を使えば良いのか。考えれば考えるほど混乱してきたので、市役所に電話して事情を説明したが、残念ながはすぐに答えは出なかった。調べて折り返し電話する、という。仕方がないので昼飯にうどんを食べたら、ほどなくして電話がかかってきた。まあ結論としては一言でいえば、「税務署に行ってください」ということだ。彼らではどうすれば良いのかわからない、らしい。なるほど、蛇の道は蛇、というやつだな(違)。
そしてこれが役所に代々伝わる「必殺たらい回し」という技であるな。なるほど、噂には聞いていたが実際にくらったのは初めてだ。電話口のおねいさんは丁寧で親切だったけどね。いやいや、これはイヤミでもなんでもなくて、本当に。こんなことをいちいち断らなくてはいけないというのは、ひとえに最近「丁寧な説明」と言った時に実際に行われる内容があまりに酷いために、まったく信用されなくなっているからだな。やれやれ。

これをノミネートしないってのはどういう了見だ?

『レヴェナント』を観たときに、これは是非サントラも、と思っていたので、Amazon.comでダウンロード購入した。

Ost: the Revenant

Ost: the Revenant

これは坂本教授だけでなくてアルヴァ・ノトもやっとるんですな。で、やっぱりそういう感じの音。ノイズや環境音をふんだんに混ぜ込んでいるが、まったく違和感ない。そして映画は関係なしに、普通に聴ける。
ところどころに「あ、これは"async"のアレ…」という部分があったりする。でも"async"の方がもっと過激かな。
それにしてもメロディらしいものはほとんど無いのに、どことなくラヴェルっぽい雰囲気を感じてしまうのはなぜなんだぜ。

ラクダもすでに第6版てか

2週続けて週末に台風とか勘弁してくれと思うが、どうやら今回は大したことなくてすみそうで良かった。
それは良いけど、日曜日だというのにクレーム対応で遠方の客先を訪問するという気の毒な人がいて、そこから送られてくるデータをわたくしが受け取り、処理をして返送する、てな手はずになっていた。
50個ぐらいあるCSVファイルから、特定の行だけ抜き出して時系列に並べてExcelでグラフにしたい、てな時、どうするよ?
今時のヒトならPythonかなやっぱり。
でもおっちゃんはさ、こういう時まずPerlなのよ。
とはいってもWindowsに標準でPerlなんて入ってないわけで(macOSには入ってるのにな)、まずはインストールから。
一番メジャーなのはActivePerlらしいが、CPANが使いにくい、なんて記事を読んで(そんな大したことなんぞしないくせに)、そのあたりの出来が良いというStrawberryPerlをインストールしてみた。
書き方を思い出すのにちょっと難儀したな。最近はVB .NETばかり使うものだから、つい文末のコロンをつけ忘れてエラーになったり。文字列を連結するのに+を使ってしまって出力が全部“0”になってしまったり。VB .NETを使いはじめたころは、つい文末にコロンをつけてしまったりifステートメントの後ろにカッコをつけてしまったりThenをつけ忘れてしまったり。慣れってのはえらいもんですな。
PerlのついでにCygwinも入れたろかな、と思ったけど、実は今のコマンドシェルって普通にヒストリーとコマンドライン補完が使えるのな。これができれば、そんなに無理してbashにしなくても、まあ今回みたいなやっつけ仕事はなんとかなりますな。
というわけで、久しぶりで脳の錆びついた部分にキックを入れる感じ。たまにはこういう事をやると、ボケ防止になって良いんじゃないかと思う。

 

初めてのPerl 第6版

初めてのPerl 第6版

 

 

 

ベンチマークはゲソ天で

金曜日の出張、実は初めてiPhoneで新幹線のゲートを通ったのだ。何かトラブったらどうしよう、と少し心配していたのだが、何の問題も無かった。思えばエクスプレス予約も長年のうちにずいぶんと進化を遂げたものだ。携帯電話で新幹線の予約ができ、しかも乗る直前まで無料で何度でも予約の変更が可能。というだけでも、登場した当時は十分に画期的だったが、そういえばあのころはエクスプレスカードを使っていちいち券売機で特急券を出していたなあ、としみじみ。今なら、あんなジャマくさいことやってられるかあ、などとぜーたくなことを言ってしまうが。あ、でも東北新幹線や上越新幹線は今でもいちいち券売機やみどりの窓口でチケット買ってるけど。まあそんなしょっちゅう乗るわけじゃないから別に良いのよ。

それにしても先週に引き続き台風接近中につき、また雨の週末だ。ええ加減にせえ、と思うが致し方ない。久しぶりに泳いだ。
ところで千里丘の駅前に昊(そら)という店があり、だいぶ前から気になっていたのだが本日ちょいとチャンスがあったので行ってみた。

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カウンター6席とテーブル2つぐらいか?料理はなかなか凝っているんではないかと思う。
日本酒は10種類近くある。どういうコンセプトであのような品揃えになっているのかはわたくしにはわかりかねるが、まあいずれも美味かった。

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ざっくり一言でいえば、エエ店だと思う。また行こう。