野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

上野まで8分

本日は東京へ日帰り出張。終了は東京駅前で17:30ごろ、てことはかねてから懸案の運慶展に行けるじゃないか!(金曜日は21時までやっている)ということでついでに東京在住の友人T氏に、夕方から運慶展に行かないかね、と声をかけてみた。ところがT氏、本日はプレミアムな金曜日であるからして午後から仕事は休み。秋葉原の某立ち飲み屋に、升盛りを求めて開店早々突入する計画である、などと小賢しいことを言う。では、もし泥酔していなければ合流しよう。ということにして、想定通り17:30に仕事を終了させて上野に向かう山手線の車中で「腹減ったな…」と思い始めたらもうダメ。結局は秋葉原で下車して某立ち飲み屋に向かうのであった。
本日の地酒に菊鷹の山廃があるじゃないか…
そしてタイラギの刺身とかしめサバとか。

もちろんアジフライもはずせない。

てことで、すっかり出来上がってしまい。
帰りの新幹線、窓側の席が空いてなかったので電源を求めてグリーン特典を使ってアップグレードした割には車中ほとんど寝てて、ちーとも仕事してないという体たらく。いったい何のための電源よ、て話ですわな。
運慶はまあ、再来週ぐらいかな。

毒キノコみたいなもんだな

個人的に、何度めかのマイルス・デイヴィスのブームが来ている。”Bitches Brew”に手を出してから、エレクトリック期のあたりが気になりはじめ、Spotify Premium体験の期間中にあれこれ聴き漁った。
そしてSpotify Premiumの解約にともない、先日“In A Silent Way”をダウンロード購入したばかりだが、今回さらに"Get Up With It"も購入した。

GET UP WITH IT

GET UP WITH IT

加えて、”Ascenseur pour l'échafaud”(『死刑台へのエレベーター』ですな)も、家のどこかに埋もれていたCDを探し出してきてiTunesにキャプチャして。
Ascenseur Pour L'Echafaud (Lift To The Scaffold): Original Soundtrack

Ascenseur Pour L'Echafaud (Lift To The Scaffold): Original Soundtrack

こいつらを行ったり来たりしながら聴いていると、その落差になんだかもうクラクラしてしまう。「名盤」といわれる"Get Up With It"だけど、CDショップに行けば「ジャズ」のコーナーに置いてあるわけで、ちょっと勘違い系の焼鳥屋に流れるBGMぐらいなつもりで聴いたら、そりゃびっくらこくと思うぜ。エレクトリック期以降のアルバムのジャケットってのはなんでこうもアクの強いのが多いのか、とかねてから思っていたのだけど、ひょっとすると、なんかオサレげなジャズ、と思って聞いたらドロドロでぐちゃぐちゃな得体の知れないものだった何だこれ金返せ、というような事故を避けるために、あえてああいう悪趣味なアートワークにしているのではないか、という説をいま思いついた。すげえなマイルス、親切だな。

ようわからんときはリセットですわな

日曜日の夜はおでんだったので、 先日伏見の藤岡酒造で買った蒼空の特別純米生原酒・短棹渡船を開けてみましたですよ。

いやこれがまた結構。結構なのだけど、その日曜日ぐらいから、どうも腰が痛い。日曜日なんて引きこもりで、ほとんど動いてないのになんでそんなことに。いやひょっとすると動いてない、のがイカンのかもしれないけど。予約は土曜日だけど、空きがあれば整骨院に行こうかなと思いつつも 昨夜は反省会してしまった し。

だいぶ久しぶりにiPadMacと同期しようとしたら、「内部デバイスエラー」なんてものをくらった。何じゃいそれは。やり直しをしたら3回めぐらいでやっと同期ができた。じつはiPhoneもときどき同期に失敗する。「写真データの用意ができていません」とか何とか言って。iTunesを再起動するとなんとかなることが多い。それでもダメな場合はMacそのものを再起動すればだいたい解決する。どないなっとんねん。

だいぶびちゃびちゃでっせ

大阪市内某所に出張していて、まあまあ早い時間に終われたので、ちょいと反省会をしましょう、てなことになった。
東京に帰る人もいるので、なんばあたりで。以前に行ったことのある、たか鳥に行った。ここは日本酒もそれなりにあるのだけど、まあまだ火曜日でもあるし、てことで自粛。
なんだかんだで帰ってきたのはけっこう遅い時間になってしまったのだけど、割としっかり雨に降られて難儀した。また雨が降るとか言ってたっけ?と思ったら、大阪また大雨注意報が出てるのな。やっと台風21号が去ったと思ったのにこれかよ。勘弁してほしいなあもう。

フォントが微妙に変わったね

いやー台風スゴかったですな。日曜日はもう完全に引きこもりっすよ。

台風の影響で交通機関がマトモに動くかどうか怪しかったので、本日はオフィスには行かずリモートワークの段取りにしていたが、どうやら正解だったようだ。

土日ほとんど雨で走れなかったので、本日の夕方にびゃーっと行ってくることにした。だいぶ寒くなりましたな。しかしこれくらい寒い方がわたくしは調子がよろしい。よく考えてみたら、iPhone 8に換えてから走りに行くのは初めてだった。そんなわけでBluetoothイヤフォンを接続しようとするのだがiPhoneが見つけてくれない。とりあえず今日はイヤフォンなしで走ったが、こいつあ参ったな、と帰宅後にじっくり見てみたら何のことはない、ボタンの長押しが足りなくてペアリングモードになってなかった、というお粗末なオチだった。実はiOSの不具合じゃないかと思っていたのだ。いや、疑って悪かった。

iOSといえば、iPad Air2をiOS11にアップデートしてみた。キーボードが、いちいちモードを切り替えなくてもフリックで記号が入力できるようになったのは便利っぽいけど、キートップの表示がゴチャゴチャして、あまり美しくはないなあ。それに、ちょっとした加減でアルファベットをタイプしたつもりが数字や記号が入ってしまうことが割とある。おまけに、ちょっと動作が重くなった気がする。

こうして見たら、エエとこ無しやないか…

いやまあ、動作が重いと思ってたけど、再起動したらそうでもなくなった。

それにしても、iOS11の売りって何なんかね?写真のデフォルトの保存フォーマットがJPEG(正確にはJFIFというべきか?)からHEIFに変わったせいで、各方面で問題を起こしているようだけど。ちなみに、はてなブログのアプリも、写真をアップロードできなくなった。iOSアップデート後に撮った写真がHEIFになっているせいだ。もちろん設定で、HEIFからJPEGJFIFな)に戻すことはできる。けど、勝手にフォーマットを変えられた以降に、そんなの知らずに撮ってしまった写真、どないせえっちゅうねん。

ほんとアップルって、こういうところがクソよねえ。

本当にあったデスマーチ

お盆のころにオンエアされたNHKスペシャルの『戦慄の記録 インパール』というドキュメンタリー番組の反響は相当なものであったらしい。その影響で『インパール』の文庫(中古)に法外な値段が設定されていたようだ。Kindle版は549円だったが。

インパール

インパール

兵站も何も無視して、ただ狂信的な目標のために実行され、多大な犠牲を出して失敗に終わったと言われるインパール作戦。従軍記者による、その詳細な状況についての記録である。
で今回あらためて感じたのだけど、どうもわたくしは、テキスト情報から地理関係を把握するということが致命的に苦手であるらしい、ということだ。おまけに、日本陸軍の組織構成がどうなっているのかよく知らずに読むものだから、肩書を見てもそれがどのあたりの地位にいるのか、また登場人物それぞれの関係というのがもひとつ理解できない。というわけで、そういう背景情報も含めた戦況というのがさっぱりわからなくて難儀した。
しかしそれでもなお、この無謀なインパール作戦を遂行していく中で起こっていた出来事というのが、筆舌につくしがたいほどに凄惨なものであったのだということは理解できた。
前線の師団は、英印軍の攻撃よりも、飢餓と伝染病により壊滅状態となった。負傷しても治療する薬などもちろんなく、生きながら患部に蛆が湧き、泥と糞便にまみれながらもなお行軍を強いられた。
天長節マデニインパールヲ攻略セントス」というのが牟田口司令官による命令だった。そのターゲット設定に合理的な理由などないし、またそれを実現するためのリソースの裏付けもない。やはりいつの時代でも、バカが威張るとロクなことはないのだ、ということで、どうにも暗澹たる気分になる。「2020年の東京オリンピック」が、インパール作戦の再現にならないことを祈る。

嵐が来る前に

大型で強力な台風21号が接近中で、すでに雨が降り始めている。本格的な暴風雨になる前に、と茨木市役所まで期日前投票に来てみたら、これがあんた大混雑で。台風ヤバいんで期日前投票をお勧めしますよ、ていう気象庁の呼びかけも効いとるんでしょうな。
そんな雨の降る中ではあるが、夕方から神戸の魚崎にある濱田屋てえ酒屋へ行ってまいりまして。
業態としては酒の小売、であるけども、コップ単位での販売もしていて、買った酒を店に隣接したスペースで飲めるんですな。しかもちょっとしたアテになるものもあれこれ売られていて。酒屋が店内のカウンターで酒を飲めるようにしている、いわゆるところの角打ちというやつはそう珍しいものではないが、この店の場合はゆっくり座って飲める。ただし酒屋の従業員は一切のサービスをしない。酒屋の店内にある酒やアテを選んでレジで精算し、それを隣接したスペースに持ち込んで飲食に及ぶ、というスタイルだ。かなり攻めているな。
濱田屋さんは「地酒とワインの店」なのだが、ちょっと見たところ、なかなか特殊な品揃えのように思える。そんな中に、わたくしの好きな大黒正宗があったりする。
純米吟醸無濾過生原酒。
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写真の撮り方が悪くて、何なのかわからしまへんがな。
最初にみんなで3000円ずつ供出し、そこから各自が適宜取り崩しつつ、酒なりアテなりを酒屋のレジに買いに行く、という感じでまったりと。いやまあ、よぉ飲みました。カレイの缶詰も美味かったな。