京都の高台寺の近くに、飴屋があったそうだ。随分と昔のことだが、その飴屋にある日の夜遅く、青白い顔をした陰気な女がやってきて、一文の飴を買って帰る。そんなことが六日続いた。その店の旦那いわく、多分あれは人間やない、幽霊の類いや。おそらく明日…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。