野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

名盤復活

 ここ数日ずっと蒸し暑く、天気予報では「昼頃から雨が降る」とかなんとか言いながら、一滴も降らず、というのが続いてます。昨日はついにエアコンをつけてしまいました。今年もまた水不足で野菜が値上がりするんでしょうなあ。そんな空梅雨の6月ですが、月末で有効期限の切れてしまうAmazonのギフト券があったので、久しぶりにCDを買いました。

B-2 Unit

B-2 Unit


サカモト教授の「B-2 UNIT」です。今聴いても、なんともアヴァンギャルドですな。初めて聴いたのは中学生のときですが、46分のテープにダビングしたらものすごく時間が余って(トータルで37分しか無い)往生したのを覚えてます。今とちがって、カセットはA面からB面にひっくり返す必要がありますからね。たとえ「オートリバース」のデッキでも、A面が終わったら、A面の最後まで早送りする必要があるわけですよ。…ちょっとジジイの昔話みたいになってきたな。それにしてもサカモト教授、やっぱり歌うのはやめといた方がよろしいかと。例えば2曲めの「Thatness And Thereness」なんて、実はとても美しい曲(生ピアノで弾いてるのを聴いて気づいた)なんですが、アレンジと、あのヴォーカルで、「なんじゃこらぁ」と最初は思ったもんです。それから、最後の「The End Of Europe」は、なんだかものすごく不吉な感じの曲で、妙に胸騒ぎがしたのを今でも覚えてます。とにかく強烈なインパクトのあったアルバムでした。「音楽図鑑完璧盤」とはまた随分と趣きが異なりますが、これもまた名盤ですよ。