野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

たまには昔の本を

 本の買い置きが切れました。通勤時間が長いのに、本が無いとエラい事になるので、昔読んだ本を引っ張り出してきて読みました。

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)


 それがこの「やがて哀しき外国語」なわけですが、もうこの本すでに3〜4回は読んでます。まあ一言でいえばアメリカの滞在記みたいなもんです。最初読んだときは、海外なんぞ行った事ありませんでした。ところがどういうわけか、ここ数年で仕事とプライベート含めて3回アメリカに行ったので、いま読み返すと、また違った味わいがあるわけです。特に行き先がニュージャージーだったし。だいたいムラカミさんの小説を読むと、その登場人物が食べているものや聴いている音楽、読んでいる本、などなどはみんなすごく魅力的で、食べ物なら食べてみたくなるし、音楽なら聴いてみたくなる、ということがよくあります。この本は小説ではありませんが、その中でマイルズ・デイビスの自伝はすごく面白い、そしてこれはぜひとも原文を読むべきだ、と書かれてました。うーむそうか、と思って実際「Miles」をAmazonで買ったりもしました。この本はいかにもマイルズがしゃべってる、ていう感じで確かに面白かったけど、読むのに何ヶ月もかかりました。あれ以来Amazonから洋書のおすすめがメールで案内されるのがちょっとね。