野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

教科書では3行で片付けられた話

ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)」を読みました。

ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)

ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)


文庫版の17〜21は、「悪名高き皇帝たち」という副題で、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ、の4代の皇帝についてです。「悪名高き」っていっても、あたしゃネロとカリグラぐらいしか聴いた事ないですよ。まぁ高校の世界史の時間といやぁ、いつも睡魔と闘ってましたからね。内容としては、ハンニバル戦役とか、ガリア戦役みたいな話と違ってけっこう地味なんですが、カエサルアウグストゥス、ティベリウスそれぞれのキャラクタの違いと帝政のポリシーみたいなのを作者の想像も交えつつ細かく解説してて、これがなかなか面白いんですな。