野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

だって全室で無料LAN接続可能なんだもん

東京方面へ泊まりで出張に行った際には、東横インに泊まる事が多い。なんと言っても、安くてそれなりに設備が充実しているというのが魅力だった。その東横インも、法令違反となるホテル設備の不正改造で告発されたのは記憶に新しいところだ。などと言いつつ、今週木・金と久しぶりに東京方面に泊まりでの出張となり、ホテルの予約をとろうと、東横インのWebサイトにアクセスしてみた。
そのトップページ*1では、その不正改造の一件について謝罪の言葉が述べられている。述べられている、のは良いのだけど、その方法がちょっとどうかな、と思うのだ。わざわざJavaアプレットを使って、
「この度の法令違反については誠に申し訳なく深くお詫びいたします。」
「駐車場機器が間に合わない等9店を除き、ほぼ全ての是正終了しました。」
「ご叱責を深く心に刻み今後は法令の遵守を徹底してまいります。」
「すべての方に優しいバリアフリールームを各ホテルに続々整備いたします」
といった文言が数秒置きに流れてくる、という代物なのだ。そう、「流れてくる」のだよ。ただでさえこれに対してうーむ、と思っているところに、続けて
「大和駅前5/17オープン、6/16までサンキュー! ゴメンネ! キャンペーン!」
「5/23三河安城駅前Open! 6/22までサンキュー!ゴメンネ!キャンペーン」
「6/2西天満南森町駅Open!! 6/15までサンキュー!ゴメンネ! 」
「苫小牧、八戸、仙台、前橋、草加、横浜、金沢、富山、上田、神戸、那覇がお得に!」
などと流れてきた日にゃあアナタ、「ワレぇ、ナメとんかゴルァ!」となりませんか?
ちょっとびっくりしたあるよ。
ちなみに、月曜日に予約を取ろうとしたら、東京都内はすべて満室になっていた。相変わらず大人気だ、東横イン

*1:この言い方はあまり好きではない。本来は「ホームページ」と呼ぶべきものだと思っている。しかしながらこの名称は、特定のサイト内にあるウェブページの集合体を指してこのように呼ぶのがもはや一般的になっている。今や、どれだけ力んでみたところで、「クラッカー」も「ハッカー」なのだ。言葉は生き物だ。そして同時に、所詮はコミュニケーションのための道具でもある。この際つまらないこだわりは捨て、より多くの人々に対して意思を伝えることができる手段を選ぶのが分別のある大人というものだろう。