「リング」を読む前に「らせん」を読んでしまったことがある。
「千里眼」より先に、「ミドリの猿」を読んだ。
「ザ・ゴール」を読んでないのに、「チェンジ・ザ・ルール!」を読んだ事もある。
「羊たちの沈黙」は、「レッド・ドラゴン」より先に読んだ。まあそれは普通だと思うけど。
そんな感じでまたやってしまった。今回は、「老兵は死なず―野中広務全回顧録」を読んでしまってから、この「私は闘う」を読んだ。
- 作者: 野中広務
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/07
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このヒト、いわゆるところのコイズミ改革では抵抗勢力の筆頭みたいにあげられて、実際コワモテだし、豪腕と言われてるし、強権的、恫喝的にものごとを進めてきたんだろうなとは思う。だけどそれには彼なりの大義や信念があり、それに従ってきた結果なんだろうという気はする。
この「私は闘う」と「老兵は死なず」を読んで、そんなことを思った。「話半分」で眉にツバをつけながらでも、それぐらいの事は言えるんじゃないだろうか。小沢一郎批判についてはあまりに一方的なので、小沢氏自身の言い分も聞いてみたいけど。しかし本当すごいやね、「悪魔」呼ばわりなんだから。ひょっとして実は結構似たものどうしなんじゃないかという気もするんだけど、どうなんだろう。実は後で「闇将軍」を読む予定。