野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

Five strings, three notes, two fingers and one asshole

一昨日だったか、TVでローリングストーンズのライブを放映していた。といっても、随分と昔、ブライアンジョーンズが亡くなった直後の、ハイドパークでの追悼コンサートだ。話には聞いた事があるが、実際に見たのは初めてだった。なかなかすごいライブだ。何がすごいって、明らかにチューニングがズレているのに、お構い無しでガンガン行ってるのだ。「ストーンズはライブの時に、まずチューニングをバチバチに合わせて、それから少しだけずらす。これがストーンズの独特の味になっている」なんていう説をどこかで聞いたことがある。本当かも知れない。いやだけどあれは、「味」っていうのを通り越してると思ったけどな。キース、しっかりせえよ。ブライアンジョーンズの後釜であるミックテイラーが、わりとすぐに脱退してしまうのは、「こんなエエ加減なヤツらとはやってられへんわい」てな理由かもしれない。
キースリチャーズっていうのは、僕の好きなギタリストの一人だ。どの辺が好きって、その音もさることながら、やっぱりビジュアル的な部分も大きいな、とライブ映像を見ながら思った。演奏中の半分ぐらいは観客にケツを向けてるし、なんだか無駄な動きが多い、てのが良いのだな。
どうでも良いがあの番組、最後の方に時間が余ったもんだから、ビデオクリップを流す、ていうのはまあ割とよくある話だから良いとしよう。問題は、司会(?)の某写真家、あんなヤツをつれてくるなよ。あのシャベりは、ずれたチューニングよりよっぽど耳障りだった。