おそらくこれがドラッカー最後の本(「ドラッカーの遺言」を除く)ではないかと思われる、「ネクスト・ソサエティ」を、今更ながら読んでみた。
ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
- 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/05/24
- メディア: 単行本
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最初にドラッカーを読んだ時は、「今から何十年も前に、こんな事を考えてるオッサンがおったとわっ!」というちょっとした衝撃があったものだ。この本も、書かれたのはだいたい1997年から1999年にかけてぐらいか。少子高齢化や雇用形態の変化がもたらすもの、にかかわる諸々を予測し、これからどうすべきか、についての考察をしている。その当時から10年ちかく経っているわけだが、なるほど彼の言うとおり、ということは色々あるのだ。まことに、慧眼と言う他なかろう。実に、読み応えあり。