以前、パトリシア・コーンウェルの新刊「捜査官ガラーノ」を読んだ感想を書いたら、あり女王陛下が「検屍官」を貸してくださった。しかも、特製ブックカバー、「本の服」付きで。このカバーを付けたまま、外で読むのは憚られたのだが、これも陛下が与えたもうた試練であろう、とそのまま数日間持ち歩き、通勤途中に読んだ。
- 作者: パトリシア・コーンウェル,相原真理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1992/01/08
- メディア: 文庫
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さて、前回の「捜査官ガラーノ」については、「こんな話は200ページぐらいでは無理があるんちゃうか」てなことを書いた。思った通りだ。この「検屍官」は500ページある。やはりこれぐらいのボリュームは必要だ。翻訳物だけに、例によって最初のほうはストーリーやキャラクタを把握するのに少々手間取ったが(「これって誰だったっけ?」ていうアレね)、中盤以降は一気だ。
この「検屍官」っていかにも映画になってそうなのだけど、未だ映画化されてないのだな(同名の別物はあるが)。ちょっとグロすぎるか?いや最近の映画のなかでは、そうでもないと思うがな。まあどうでもええか。どうでもええけど、「映画化するならこのキャストで」というファンによる投票の結果をまとめたページは、なかなか面白いな。特に邦画篇。
http://www.rinku.zaq.ne.jp/kazu_san/kendream.htm
ところで、初版が1990年だから、コンピュータ関係の話はさすがに古いな。モデムで外部からコンピュータに接続するのは良いけど、出てくる画面は「Cプロンプト」だよ。あれ、MS-DOSってリモートアクセスできたのかな?