一般に、何を言っているのか意味の分からない会話のことを「禅問答」と呼ぶ。だから、「禅的生活」などという本を読んで、何が書いてあるのか意味が分からなかったとしてもやむを得まい。
- 作者: 玄侑宗久
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/12/09
- メディア: 新書
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ワケわからんまま怒濤の如く禅語を浴びせかけられて、ちょっと参った感じだ。が、「意味なんぞわからんでよろしい」だったはずだ。「考えるな、感じろ」だ。だからこれでいいのだ、多分。
などと言いつつも、色々と面白いことも書いてある。とりあえず、「禅の教えは、人間脳を意識と習慣によってコントロールし、一つに絞りながら全てに対応するという、究極の人間ワザ」なのだそうだ。そういう風にいわれると、ああそうなのね、とちょっとだけワケがわかったような気もするわな。