野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

また夢になるといけねェ

玄侑宗久和尚と噺家・立川志の輔による落語十席をネタにした対談、「風流らくご問答」。


「風流」ってのはもともと禅語なんですな。
落語のネタでも、宗久和尚が聴くと、並の人間には思いもよらない解釈がある。ほほうなるほど、と思わずにはいられない。とはいっても、和尚もそういう小難しい解釈は置いといて、落語は落語として楽しんでおられるようで。
取り上げられているのは

  1. あくび指南
  2. 茶の湯
  3. 寿限無
  4. 蒟蒻問答
  5. 芝浜
  6. 文七元結
  7. 天災
  8. 死神
  9. 小間物屋政談
  10. 浜野矩随

の十席。「茶の湯」以外は聴いたことない。まあ「寿限無」は超有名だが。ちなみにこれは、宗久和尚によると「寿無限」というべきなのだそうだが。あとは、「あくび指南」、「蒟蒻問答」、「死神」あたりのあらすじをどこかで聞いたことがあるくらいか。こうしてみると、江戸の落語というのは人情噺みたいなのが多いのな。でも、あらすじを読んだだけで、聴いてみたいと思うのが結構ある。
ということで、半年ほど前に買った雑誌の付録CDについていた、柳家小さんを聴いてみた。「時蕎麦」、「粗忽長屋」、そして「狸賽」の三席収録されている。「時蕎麦」と「狸賽」を聴いたがまあこんなもんかな、ぐらいに思っていた。そしてやっと今日「粗忽長屋」を聴いてみたら、これおもろいがな。最近CD付きの安いのが出てるし、ちょっと聴いてみよう。