野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

Amazonはもっと安いけど

この前のジェフ・ベックのライブ盤、だいたいの曲はその素性、つまりどのアルバムに入っているかはわかるのだけど、最初の方の2曲だけがよくわからなかった。随分とカッコええ曲なのに。
2曲目の "Eternity's Breath" および3曲目の "Stratus" だ。よくよく調べてみると、いずれも今までのベックのアルバムには収録されていないことが判明した。いわゆるカバー曲ですな。前者はマハビシュヌ・オーケストラ、そして後者はビリー・コブハムの曲で、それぞれどのアルバムに入っているのかまでは調べがついた。
先日タワーレコード難波店でセールをやっており、上記の "Eternity's Breath" が収録されているマハビシュヌ・オーケストラのアルバム "Visions Of Emerald Beyond" が1,000円ポッキリで売られているのを発見し、買ってきた。

Visions of the Emerald Beyond

Visions of the Emerald Beyond


マハビシュヌってなんか名前は聞いたことあるな、と思っていた。ギターはジョン・マクラフリン。うん、聞いたことある、なんだか超絶テクのギタリストとか。あーなるほど、ヤン・ハマーがおりますか。いや、このアルバムではいない。ややこしいな。ベック絡みではナラダ・マイケル・ウォルデンか。
1曲めが問題の曲だが、いやなるほど、ベックに負けないぐらいにカッコ良い。オリジナルのほうが仰々しいな。しかし、全体になんというか、雰囲気が怪しい。何なのこれ。
このCD、一応ジャズのコーナーに置いてあった。まあジャンル分けにどれだけ意味があるのかと言われる向きもあろうが、それにしてもこれをジャズって言ってしまうのはちょっと。聴けば聴くほど「プログレ」なんですが。それもなんというか、端正なキングクリムゾン、みたいな感じの。そうかと思うと "Can't Stand Your Funk" なんかブリブリのファンクだし。なんかよくわからんが、でもスゴく良いぞ。