「極め道」というのは、三浦しをんの最初のエッセイなんだそうだ。当時はまだ学生だった?すごいねこりゃ。ルサンチマンを爆裂エッセイに昇華させる、すごいパワー。なんでこんなに面白いのか。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/06
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ところで「縄文文化考」において
梅原氏は「能や歌舞伎は縄文文化の流れをくんでいる」というようなことを、どういう根拠があるのかはまったく不明だが断定している。それでいくと、歌舞伎の妹みたいな宝塚もまた、縄文文化の末裔なのだろうか。宝塚も突飛な世界だけど、梅原猛の突飛さも、ちょっと始末が悪い。
と言っているが、何だよしをん、中沢新一の「精霊の王」読んでないのかよ。縄文文化の流れをくみまくりだぜ。翁だよ。宿神だよ。古層の神々だろうがよ。日本人の宗教的思考の本質を理解するためには、芸能史の理解が不可欠だと折口信夫も言ってるんだよ。
俺様が書いてるのはみんな中沢さんの受け売りだけどな。